セリフ
1ページ目
- 「わたくしなんで漫画なんて描いてんだっけ?」
- 効果音ハッ
- としょっちゅうわからなくなって考えこむ時
- 「人を楽しませたい」と考えると猛烈な抵抗がある。
- どうしてこんなにイヤなんだろう。
- そうはっきり書くとものすごく気持ち悪い。
2ページ目
- 先輩は素敵な人です。
- わたくしはわたくし自身じゃなくてわたくしの近くにいる人が褒められるのが一番嬉しい。
- と直接クソ真面目に褒めればよかった。先輩だけでなく、わたくしに深く関わった全員を。
- それをしなかった後悔がわたくしにこんなにも思い出を語らせる。
ハセガワは、自分がなぜ漫画を描いているのか自問自答する。「人を楽しませたい」という考えに強い嫌悪感を抱く彼は、自分自身よりも身近な人が褒められることに最大の喜びを感じるのだと気づく。かつての知人であるオズ先輩を「素敵な人」と回想し、彼女や周囲の人々を真面目に称賛してこなかったことを深く後悔する。その拭い去れない後悔こそが、現在のハセガワに過去の思い出を語らせる原動力となっているのである。

