ややこしいのが、外部から見ると同じ関西弁でも、 三重ではあんまり大阪的な意味で「よう言わん」という言い方をしないので、 微妙にニュアンスが伝わらず、余計オータニの言いたいことがわからない。
これは両親が大阪出身だとか、いろんなことで 更にややこしいことになる。
北関東出身の家内ちゃんと結婚した時に 生じた不和の多くが、「言葉が足りない」とか「ニュアンスが伝わらない」という 文化圏に依存するものだった。
夫婦喧嘩が落ち着いた時は、 二人で互いの方言について話してみるといいと思う。 わたくしの家庭では方言の話題は鉄板である。
セリフ
2ページ目
- 「よー 言わん」
- オータニの口癖だった。
- 手紙にもよく出てくる。
- 関西弁は物事をはっきり言い切る言葉が多く(せっかちなので)
- だから喧嘩を売ってるように見えるが
- 単純に標準語だと「うまく言えない」だが、
- 使う場面で様々なニュアンスを含む。
- 「よー 言わん」
- 「むー」
- 「アホかー!イヤや!」
3ページ目
- 「よー言わん。」
- これは自分の感情をごまかしたい時に使う数少ない言葉だ。
- 「けどお前はアホや。」
- 「言うてるやないか」
- 自分の気持ちを出してるように見せてるだけ。
- こうしたオータニの複雑な性格は当時の僕にはわからなかった。


