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座って落ち込む短髪の女性

裸のモデルとスケッチを描く男性と会話する女性

物思いにふける短髪の少女と横顔の男性の対話

僕がなぜ飽きもせずに時間を浪費して

絵なんぞを描いてるかと言えば、

「言葉で言おうとすると変になるから」

に尽きます。

なんかこう、まとまらないです。どれ一つとっても。

で、結局何が言いたいの?と毎回言われます。

僕にもわかりません、と答えます。

相手は怒ります。

◯◯とはなにか。

という疑問だけが無数に湧いてきて、

それに対する回答が一つも見つかりません。

見つからないというよりも、

そう決めてしまうことに恐怖がある。

決めてしまうことは簡単だ。

他の可能性を否定し、自分の中の疑問を隅っこに追いやればよい。

社会では往々にしてその決断の連続です。

とても間に合いません。

「お前はうまいこと言って女を食いたいだけだろう」

と言われたとします。

反論しようにも、既にそう思っている相手に一体何を言えばいいのか。

何のために反論したいのか。

結局自分の中に深く沈んでいきます。

仕事だと割り切れます。

自分語りの中では割り切れません。

病むことさえできない。

傷ついている顔をできずに

僕に自分を描かせることでしか自分を保てなかった君たち、

君たちは今、一体どこへ行ってしまったのでしょうか。

それとも今は、

そんな後ろめたい人たちのいない、とても幸せな世界なのでしょうか。