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髪短い人物が背中を見せて座っている

胸側は描くところが色々あるんで描きやすいんだけど、

背中は何もなくて途方に暮れる。

背中を上手に描ける人は本当に上手な人だと思う。


逸脱TVというチャンネルで、統合失調症の患者を追いかけたドキュメンタリーが公開されている。

僕はこのシリーズが好きで最初から追いかけていた。

一昨日、第一章が完結したという。

最初から追っていくと、不思議な感覚に襲われる。

このひとが狂っているのか、自分が狂っているのかわからなくなる、という感覚だ。

頭のネジが我知らずずれてしまった人と話しているといつも感じる。

狂っているのは俺なのか世界なのか。

それを俺一人で考えることに意味はあるのか。

子どもの頃からよくそんなことを考えた。

以前、予備校の隣の部屋だったオガワくんの話を描いた。

上記ドキュメンタリーの主人公・野田さんの強い名古屋訛りを聞いていると

オガワくんと重なる。そして言っていることも雰囲気も、

おかしくなってしまった後のオガワくんと非常によく似ている。

ぴくちゃんもこんな感じだったが割とすぐ治った。

オガワくんは僕が京都の大学に進学した後、更に重症化し、

毎夜毎夜電話をかけてきて、さすがにもうだめだと僕が出なくなった後、

「ごめんなごめんな」と連呼する留守電を残し、それ以来没交渉である。

心のどこかに引っかかっている。

僕はこういう時、彼彼女らに最後までつきあってしまう。

それがよかったのかどうだったのか、今もよくわからない。

さっさと病院に入れた方がよかったのかもしれない。

そしてまた考える。

病院にいなきゃいけないのは僕の方じゃないのかと。