そんなことばかりしてるから
嫌がられるわけなんですが。
僕もマキタも高校生らしく、なんだかいつもふてくされた顔をしてたのだけど、
ふてくされた顔も笑顔も自分の気持ちを外に出さないようにする仮面という意味では同じ。
僕たちは何でおもろくもないのに笑わなあかんのじゃとふてくされながら、笑えない自分に劣等感をもっていた。
何でも話せる間柄を作れるようになるのは大学に進んでから。
高校生の間は何も話せなかったような気がする。
大した話じゃないのに、深刻ぶっていた。
その深刻さを大人は軽く笑うけど、
あれはとても大事な通過儀礼だと思う。
セリフ
- 「あ。」
- 「って言ったら こっち向くかなと 思ったら本当に 向いたので さてどうしよう。」
高校生のマキタとハセガワが星空の下を歩いている。ハセガワが何気なく「あ。」と声を出すと、マキタがその声の方を本当に向いてしまい、ハセガワは内心動揺している。二人は無口で距離感がありながらも、少しずつ心の距離を探っている様子が伝わる場面である。
