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絵描きと観客を見て少年二人が話す場面

現代ではプライドという単語は

ほぼ悪い意味で使う言葉になってしまいまして、

同じことをなんとか肯定的に表現したいと思った人が

「矜持」なんていかめしい言葉を持ち出してみたものの、

それももうスラング的に陳腐化してしまった。

97年に初めてパソコンを触ったことをきっかけに、

「矜持のイバラ」という即興曲集を作りました。

下宿のへっぽこピアノに小型テープレコーダーで録音した

素人の遊びです。

なんせ即興自体初めてなんで、どうなるやら何も考えずに

ただ思うまま和音を押してるだけなんですけど、

そんな遊びでも曲っぽくなるまでずいぶん何回も弾き直した気がします。

矜持とかプライドとか何も生まれませんでした。

ただ無闇に必死だっただけでした。

でも必死は必死でまあいいかと

許せるようになったので時々ひっぱりだして聴いたりしています。

■「矜持のイバラ」即興曲No.1

セリフ

  1. 「俺あんなん嫌いや。」
  2. 効果音オオオオ
  3. 効果音イェー
  4. 効果音ワーワー
  5. 「「私も」て言うて欲しいん?」
  6. 「プライドないんか。」

二人の学生が美術作品の周りで話している。ひとりが作品を嫌いだと言い、もうひとりは『私も』と言ってほしいのかと尋ねる。会話にはプライドや嫉妬が絡み、互いの感情がにじむ。片方は真剣な表情で、皮肉な言葉を投げかける。このやり取りは青春期の繊細な心情を描いている。