一覧
読み込み中...
全部見る

息子の詩に動揺し父が対策会議をする場面

父と息子が文章の訂正をめぐり対話している

「あの頃があるから今がある」

とかじゃないんですよ僕の場合。

今でもこうなんですよ。

何者でもないことに慣れてしまってね。

あの恥ずかしさに比べれば

失恋とか全然美化できます。

セリフ

1ページ目

  1. 学生の間自分語り〈文章版〉を気が狂ったようにサイトで書き続けていて
  2. 一時ほんとうにおかしくなってしまったが
  3. 「はなせ 権力の犬がー」
  4. 実名まるだしでやってたので偶然父の部下がサイトを見つけ
  5. 大学で勉強してると思ってた息子の長大な憂鬱ポエムに気が動転
  6. 部下に強制的に命じて対策班を組織し、僕のひみつ青春ポエムを全ページ印刷
  7. 息子の対策会議を行うという究極の公私混同
  8. 「ネットって?なんやそれこれ息子さんちやいます?」

2ページ目

  1. その後京都の病院までやってきて
  2. 「お前の文章を部内で検証したが」
  3. 「何が言いたいかは全くわからんが漢字はようけ間違うとる。な。」
  4. 「おとうさんほんま」
  5. 「俺そっくりやわー」
  6. 効果音ポエムにマジレス日々生地獄
  7. 何者でもない人間が何者かになろうとするには常に苦痛を伴うのだ。

ある日、父親の部下が息子の詩的ポエムのウェブサイトを見つけ、実名で投稿していることを知る。父は息子が大学で勉強していると思っていたが、この発見で動揺。対策会議が開かれ、詩は印刷される。父は病院までやって来て、息子の文章を確認。「漢字がたくさん間違っている」と指摘したが、息子は「父にそっくりだ」と驚く。誰かになろうとする苦しみが語られる。