僕は相手が何をそんなに怒っているのか、いつもわかりませんでした。
きっと今もわからない気がします。
僕はいつも自分を正しいと思っています。
しかしそれは「君は間違っている」と言いたいわけではないことも
説明することにしています。
でもそんな説明は無意味です。
感情の前には言葉など人の耳には届きません。
思春期のいっとき、自分の感情も他人の感情も
ひどく鬱陶しく、気味が悪く、機械のようになりたいと
思った季節がありました。
顔だけは能面のようにできましたけどね。
結局心は常に荒波のままでしたから、これも無意味でした。
「私はお前が嫌いだ」
と君は僕に言った。
僕は一体その瞬間何を思い、何を考えただろう。
そんな一番大事なことだけが日記に残されていない。
何も感じなかったのかもしれません。
人の感情は僕を静かに、小さく、無にします。
セリフ
- 私はお前が嫌いだ。
- 2024.11.04
ハセガワと女性が静かな部屋で向き合っている。二人の関係には緊張感が漂い、互いの感情のすれ違いが感じられる。ハセガワは自分の正しさに自信を持つが、相手の怒りの理由が理解できず苦悩している。二人の間の言葉は届かず、感情のもつれが胸を締め付ける。思春期の複雑な感情と向き合う様子が切なく描かれている。
