セリフ
1ページ目
- 大学の美術部には自己紹介ならぬ「他己紹介」という文化があり
- 自分以外の部員が好き勝手に人となりを書き込んで小冊子にまとめるというもので
- 仲が良くないと成立しない文化だった。(仲良くなるためにやるんだが)
- 「他己紹介 オズ 197X年0月」
- 「努力すれば笑える」
- 「実は×クイ」
- 「太宰を「治くん」って呼ぶのやめれ。」
2ページ目
- ナナさんのページは
- イケイケ風だが実は良妻・童貞キラー・大人・踏まれたいですヒールで→という役を演じてる
- みたいな感じで
- 杉ちゃんのページは
- ・なんかやばい・色々一歩手前・不憫な子・黙ってるとかわいい・無理
- のような感じ、遠慮はなく、でも性格は理解し、承認欲求を仲間同士で満たしあう文化だった。
- 誰が書いたかは筆跡で大体わかった。
- 「なんやねん」
3ページ目
- 僕は他の人はめちゃくちゃなことを書いたが先輩だけはどうにも笑いを取りに行けず
- 効果音ニャニャニャニャニャニャ
- 「オズのあれ書いたのハセガワくんでしょ!」
- 速攻でバレた。
- なんて書いたか。
- それは秘密にしておこう。
大学の美術部には『他己紹介』という文化があり、メンバーが互いの特徴を小冊子に記し合う。ハセガワは他の部員が面白く書いているのに対し、先輩であるオズ先輩だけは笑いを取りに行けずにいる。杉ちゃんのページには辛辣な評価が並び、ナナさんのページはイケイケだが実は良妻という役を演じるキャラクター像が描かれている。この文化は遠慮なく性格を理解し合い承認欲求を満たす手段となっている。結局オズ先輩のページを書いたのはハセガワだったと早々にバレてしまい、秘密にしたい彼は困っている。


