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絵を描くオズ先輩と、彼女の言葉に耳を傾けるハセガワ

何のために面倒くさい思いをし、時間をかけて絵なんか描くんだろうか、

俺は何をやってるんだろうか、

そんな風に考えることもたびたびあって、

どこかで「俺は本当は絵なんて好きじゃない、ただの排泄行為だ」と

斜に構えているところもあった。

先輩がすごいねと言うような絵を描けば、

先輩は僕のことを見てくれるかもしれない、

そんな、今となればしょうもない媚を、

僕は自分に言い聞かせながら売り続けていたと思う。

それでもなお、僕は先輩に褒められたかった。

一言でいい、がんばったなと言われたかった。

情けない話ではあるけれども。

セリフ

  1. 僕はただ、先輩に褒められるために絵を描いた。
  2. 先輩が振り返るような絵が描きたかった。
  3. 「……やめてくれ。」
  4. 「私はお前の絵、嫌いだよ。」
  5. 「……あのな、」
  6. 「私の好きな絵なんか描いたって、お前自身のことは好きにはならん。」
  7. 「私を好きだと言うなら、お前自身の絵で言えよ。」

ハセガワは、オズ先輩に褒められたいという動機で絵を描いていた。しかし、イーゼルに向かうオズ先輩は「お前の絵、嫌いだよ」と冷淡に告げる。彼女は、相手の好みに寄せるのではなく、自分自身の絵で表現しろとハセガワを諭す。創作への姿勢と個人的な好意が厳しくも真摯にぶつかり合う、大学編の1ページ。