人に言われたことは、きっと傷つきたくないためにすぐ忘れてしまう。
自分があたふたと言い訳を続けた光景は、
どことなく冷めた視点として鮮明に記憶に残っている。
僕たちは自分を守ることだけにいつだって一生懸命だ。
「青春は、恋愛は、苦い。」
そんな一言では決して済まされない、僕と僕たちの、失望。
セリフ
- 青春モノクローム(150)「失望。」
- 君はあの時、僕に失望した。
- ああ、君が何を言ったのか思い出せない。
- 「待てって。俺はそんなん思ってない。」
- 「違う。」
- 自分の言い訳だけははっきり覚えている。
- 「誤解だよ…」
- お前はいつだって自分のことばかり。
高校時代のハセガワとマキタの場面。マキタはハセガワに失望したような表情で振り返る。ハセガワは「誤解だ」と言い訳を繰り返すが、現在の彼は当時の自分の身勝手さを自覚し後悔している。過去の記憶を辿るナレーションと共に、二人の間に生じた決定的な溝と、自己中心的な振る舞いへの憂鬱な述懐が描かれる。
