僕と村木はバッハのフーガがとても好きだった。
時々上の2声を村木が、下の2声を僕が担当し、息のあったりあわなかったりする演奏をしながら、
ぽろっと僕を試すようなことを言う。
村木が何を考えていたのか僕にはわからないが、
結局は上手く行かなかった。
[su_label type=“important”]演奏[/su_label]98年頃に弾いた、バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第7番変ホ長調 BWV876のフーガ
セリフ
- 「珍しい。フーガ弾いてる。BWV876。」
- 「ありがとー。」
- 効果音ら。
- 効果音ら。
- 効果音らん。
- 「いいよねフーガ。」
- 「終わったと思ったら始まる。永遠に続きそうで、でもやっぱり終わる。」
- 「レイニーくん。」
- 「私ね、気になる人出来たんだ。」
- 「……って言ったらどうする?」
