何かやればやるほど先輩は僕を嫌いになり、
それでもどこか後輩を見つめる先輩のまなざしで、
僕を頭から全否定することはなかった。
全部見えている透徹した人間には選択肢がある。
選択肢は多ければ多いほどいい。
セリフ
- 「先輩、僕は先輩の絵、好きですよ。」
- 「先輩のことも実は好きなのです。」
- 「どうしたらいいです?」
- 「どうもしたくないんだろ、お前。本当は。」
アトリエでハセガワがオズ先輩に対し、彼女の描く絵と彼女自身が好きだと告白する。どうすればいいか問うハセガワに対し、タバコをくゆらすオズ先輩は「本当はどうもしたくないんだろ」と核心を突く言葉を返す。二人の間には、進展を拒むような停滞した空気が漂う、ビターで切ない一場面である。
