好きな人の過去を知りたくて、
藪から蛇をつつきだした失敗が、
僕を少し寡黙にした。
先輩が僕に与えた知識や価値観が、
先輩にとっての先輩だったことを知った時、
僕は激しく動揺したが、
先輩はきっと動揺させようとして そんなことを言ったのだと思う。
セリフ
- 「……先輩、先輩って何でも知ってますよね。文学も芸術も。」
- 「んなことはない。」
- 「私の知識なんか、私の好きだった先輩の全て。受け売りだよ。」
- 「わぁ……それは知りたくなかったな。」
- 「小さい頃からそんな環境だったんですか?」
- 効果音ソッ
- 「いや?」
- 効果音ツッツ
室内でハセガワとオズ先輩が並んで座り、タバコを吸いながら語り合っている。ハセガワはオズ先輩の博識さを称賛し、そのルーツを尋ねる。しかし、オズ先輩から「かつて好きだった先輩の受け売り」であると告げられ、ハセガワは複雑な心境になる。憧れの人の背景に別の誰かの影を感じ、静かな嫉妬が漂う一幕。
