物静か=自分を深く理解してくれそう、という大きくてロマンティックな誤解はすぐに破れて現実を見ることになるわけですが、でも幸せで豊かな誤解だったと僕は思うのです。
セリフ
- 日々しんどい。
- 「マキタは何も言わなくても」
- 「察してくれる。」
- いつも静かにちゃんと人を見てる。
- 他の奴らなんか何の価値もないガキだ。
- 「はせやん、一体何がしたいの?」
- 「キモい。」
- という誤解。
- 「……」
- 「……」
- 「屋上どう?」
日々に疲れを感じているハセガワは、何も言わず屋上へ誘ってくれるマキタを、自分の良き理解者だと感じている。彼女は静かに自分を察してくれる特別な存在だと思い込み、周囲を見下すような独白を重ねる。しかし、実際のマキタはハセガワの言動を冷ややかに見つめており、「キモい」と一蹴する。ハセガワの切ない勘違いを描く。
