僕はいつだって取り残される。 そして傷ついたような顔をして、傷ついたような言葉をしゃべって、嘘ばかりついている自分を絶対に認めない。
セリフ
- 「……まだそんな子供みたいなこと言ってるの。」
- 「……あのね、」
- 「君は私にすごく優しいから、」
- 「誰よりもまず自分に一番優しいでしょう?」
- 「君は誰も好きじゃないよ。」
夜、室内で電話をかけるヨシダ。相手に対し「自分に一番優しい」「誰も好きじゃない」と、突き放すような冷徹な言葉を投げかける。受話器のコードを弄る手元や、その様子をじっと見つめる猫の姿が描かれている。静まり返った空気感の中で、親密さと孤独が入り混じる、大学編の切ない一場面である。
