何年も調子がおかしかったのですが、健康診断も受けず、忙しさにかまけているうちにとうとうダメになりました。 1ヶ月の入院=絶対安静と、恐らくは一生続く「健康ではあり得ない」身体。
今、現代医療のおかげで苦しみやつらさから解放され、自宅で安静にしておりますが、 苦しみやつらさであってさえも自分の経験として描いておきたいという、 これはもう癖としか言いようがない、そういうものに突き動かされ、 入院時から退院時まで、ほとんどベッドから動くことなく描いた日記、思い出、メモなどをまとめておきます。
11/25:酸素がないと息が出来ない。水泳を長いことやってたので息を止めることには慣れている筈だが、それとは全然違う。 息が出来ない。死を感じる。不安。
11/25:手しか動かない。寝返りをうつと全身に激痛。視線を動かすのも億劫。 天井を見る。
11/26:容態が急変。血圧が下がり意識が混濁。全身性のショック。 家内が急いで呼ばれる。何とか回復。以後、危険な状態になることはなく急速に回復する。
身を捩ると酸素マスクが外れる。 外れると「これはダメだ死ぬ」という感覚に襲われる。息ができないからだ。 眠れない。
11/28:少し余裕ができる。抗生物質が効いた。 戦前なら治らなかっただろう。色々ものを考えられるようになる。
11/28:周囲の人間(家内)を見る余裕が出来る。 酸素がないと不安。 でもがんばって外してくださいと言われる。 依存になると長引く。
11/29:集中治療室から四人部屋に移る。 これはとても寝られない。 「認知症」と書くのがキレイごとのようでイヤだったから、「ボケ老人」と強い言葉で通している。結構なカルチャーショック。
11/29:自分を見る余裕も少し出来る。 フロアを数メートル、介助なしで自力で移動できるようになる。
11/30:一週間。 多分ここから普段のジブンガタリに戻る。「自分」ではなく「君たち」にあてた書き方になる。
すぐ血を吐く。これはビジュアル的にすごいショックだ。恐ろしい。 かなり長い間真っ赤な血や痰が出続け、回復直前までそうだった。
眠れず、段々イライラしている。 ここ何年も「ネットで訃報が流れてTwitterで大騒ぎお悔やみ」という流れを「死ねバカ」という気分で眺めていたのでそれが溢れた。死をコンテンツにしてはならない。
僕の本質は「怒り」である。自分に対しても世界に対しても常に不満がある。
「世間様に申し訳ない」という気持ち。 これ戦時中だったら、僕は喜んで特攻して散っていく、間違った方向の人間だったろうと思う。
12/1:肺の機能が徐々に回復し、自発呼吸が大分楽になったことを受け、その原因となった内臓機能の回復のため、転科となる。
僕は食べ物の味には全く不満を抱かないたちだし、好き嫌いも全くない。 ので「ベッドからほとんど動けない」というストレスの中で、変化は食事の時間だけだ。 隣の老人たちの会話を聞くとみんなメニューが少しづつ違う。ここでちょっと栄養士について関心がわく。
息が吸えるようになると、元気になったような錯覚を起こす。 洗面所でもどうにも気まずい。全員死にそうな老人だから。
12/02: ラウンジ(面会に使われる、電話や飲食が可能な大食堂みたいなスペース)に出ることが許される。 病室からは歩いて20mほど(同じフロア)。 窓から景色が見える。センチメンタルが復活する。
12/03:動けるのに動いてはいけないストレスがたまり続ける。
喉もとを熱いものが過ぎ去るとすぐ調子にのり、すぐ元通りのネジ曲がった性格になる。でも僕は僕の性格が嫌いではない。嫌いではないどころが大好きでもある。
人間とは何だろうといつも考える。 狂人は人間だろうか。ボケ老人は人間だろうか。人間だと思う。 でも何故人間なんだろうか。口当たりよく、人間だと断じてしまっていいんだろうか。
将来を見据え、一つ小さな手術をする。 ネットで調べまくり大変不安になってしまった。 何回同じ失敗をするのか。とにかく自分で調べるのではなく、信用できる人に調べてもらい教えてもらう方がいい。
12/06: 背中の麻酔が「ぎゃっ」と声出る痛さだった。 内臓をぐりぐり何かされている感覚はあり、非常に気持ちわるい。 ベッドにくくりつけられて、一切体を動かさないで一日いる、これが一番つらい。
僕の昔からの主張だ。「一人のが楽だもん」は40代が言えば信じる。20代が言っても信じない。それは嘘だ。
マキタは写真でみると残念ながら全く可愛くないんです。 僕にとって可愛いだけで。
先輩は先輩なりに因縁が色々あって、といっても2つしか歳違わないんだもの、過ごした青春の密度は同じようなものです。 でも2つ違う、ってはるかに大人に見えるんですよね。学生の時って。
ジブンガタリ的内容。多分、日常生活に戻りたいんだと思う。 いつまで入院なのか、退院のめどさえ知らされぬ、病状についての説明もない、そんな中でますます不安が募る。
ほんとに勝手な言い草だ。でも勝手な言い草を考えてるんだから仕方ない。 僕は我慢しない。
また不安のタネがわく。基本、薬は嫌いなんだ(好きな人はいないだろうが)。 副作用の説明がまた怖い。恐怖を煽られる。 結果的に、この薬が非常によく効いて、予定より1ヶ月早く家に戻れることとなる。
歩いた道。これから歩く道より、歩いた道を描きたくなるのはもう期待する余地が自分に少ないせいだ。
ナースがひそひそと「最近若い子も入ってくるわね」などと噂話をしている。 若者の生活習慣も結構まずいらしいぞ。気をつけてね。
僕は「見えている・見えていない」に強く執着があり、表面的な理解で切って捨てる(ストレスや葛藤を回避するために)ことを望まない。し、他人に対しても無理強いする。
12/11:治療が始まる。精神が不安定にはなります、と断定的に聞いてしまっている上、ネットで調べすぎて、多分これ自分の思い込みでハイになっただけなんじゃないか。初日だからな。
僕はおばあちゃん子だし、老人は大分好きな方だったが、それは僕が幸せな環境の中で幸せな老人にしか出会ったことがない、というフシアナのせいであることもよくわかった。
12/13:僕は実が自分がヘタレであった、という自覚が強くある。 ヘタレはイヤ、ヘタレは見苦しい、という言い方は過去の自分に対する批判であり、自戒なのだ。
12/13:劇的に数値が回復し、驚いたDr.稲荷が報告にくる。 テンション上がる。もう副作用なのか何なのかわからないが、テンションは常に高い。今も。
入院中、最も僕のテンションを下げたのは、謝罪やお詫びのメールを送っている時に来た、「お前のせいでうちがちょっと動いたんで、その分金払え。額はお前が考えろ(もっと丁寧な言い方ですけど故にもっとイヤ)」という結構な数の返信。 資本主義としては正しい。でも俺は正しいって大声で自分で叫べるのか君たち。
ネットが嫌いなんじゃないの。人混みが嫌いなの。 人がいっぱいいれば、薄まってなんだかわからなくなるから。 ネットも人混み。人がいっぱい。だから嫌い。
進学校だったけど、部活動にも相当力を入れている高校だったし、田舎ならではのおおらかさもあって、夏休みが終わると誰それが妊娠して堕ろして、みたいな話もよくあった。 僕はこの時悪い気はしなかった。その報いは後で受ける。
絵が大分しっかりしてきている。これは回復度に比例して集中力が上がったためだ。ナースばかり観察している。
高校の頃は遊泳も禁止だった。タンカーか何かの油で海が汚れすぎていたからだ。
12/14:上がり続けるテンションに対して、「動いてはダメ」=動くと栄養が全部体外に出てしまう、というジレンマのイライラがMAXに。
体に異物が挿入されている、という状態も非常にストレスを感じる。針、管、チューブ、一気に気持ち的に解放された。
針や管を抜いた後、様々な箇所が内出血し、痛んだ。チューブの形に内出血している。もう管だらけは二度と経験したくない。
僕はナルシストを悪くは思ってないけど、飽きるよね。ナルシシズムだけじゃ。
「自分探し」ね。流行らないけど、おすすめだよ。 ジブンガタリが1000まで行ったらジブンサガシにしようと思っている。
「いい子」つまり、親の呪縛。そして親の呪縛から逃れる反抗力さえ育てず、自分自分にこもり続ける人間。いっぱいいるでしょ。救えないぞ永遠に。自覚があるなら今すぐどうにかしようと努力しろ。
制作環境。膝の上の小さいテーブルのわずかなこのスペースだけが僕の救いだった。
スマホゲームや英会話アプリのあまりのくだらなさに今後いくら金になってもこの手の仕事はやらないことにする。こんなんずっとやってたら何も育たん。
12/16:科にもよるが、ゼイゼイ、ヒイヒイする人間の苦しみの声が断続的に聞こえて眠れないのが呼吸科。必ず耳栓は買って、ちゃんとした耳栓の付け方を知った方がいい。大分楽になる。
「高校は暗黒だった」かっこ悪い。それに大して本気で否定してないだろ。そういう「何もありませんでした」みたいなポーズをとりたいだけで。
本音。誰か反応して同じく手描きのみで交流しようとする人が現れてもいい、とちょっと前から期待していたんだけど、もういいや。そんなの面倒くさいよね。 高校の時、退屈な授業中、小さなメモを書いて回すって習慣があったのよ。僕たちには。
弱い人間はいつの時代だろうと弱い。弱いから助けを求める。僕は応じる。嘘をつかない限り応じる。苦しくて助けて欲しいなら、自ら頭を下げて助けてくれと頼め。 ネットで独り言を書いてちらちらと顔色を伺うな。
これは参った。大分老人には慣れたところだったが、残る寿命全部使ってるんじゃないかという声量だったからな。しかもものすごく聞き苦しい罵倒の言葉で、やはり人間とはどこまでが人間なんだろうとは思った。
いつかちゃんと描こうとは思いつつ、短期的統合失調の話。思春期にはよくあるしすぐ治るんだけど、どうもカンが強いのか、精神をめぐるトラブルには時々巻き込まれる。
MDノート+ピコラインというストレスレスな制作環境。1冊目176P終わり。
これはフェイクをほとんど加えてない(名前は当然仮名)。人間は年齢に関係なくある事態、ある側面にて人間を見せつける。
しつこいんですよね、イヤなことされると。10年くらい覚えてるし。
これは若干フェイクを加えている。少女ではなく、まあ僕より少し下くらいの、おばさんと言ってもいい年齢には見えた。老けてたのかもしれないが。
ごめんな。あのボケ老人がいなくなって心から安堵した。 だが次に来た老人も大声で電話するタイプだった。
絶対叶わないから安心して一方的に好きでいられる。何かで見たな。千石撫子か。
これは独り言というより、耳の遠いじいさんに、聞こえぬ前提で話しかけていた感じだった。「他に出来ることないんですもん」と力なく笑っていた。
僕にとって最もストレスの少ないコミュニケーション手段は手紙です。
あーこれテンション変だね。なんかこう、いっぱい文字書いちゃう感じの。
フランシスカスと僕(21)。「俺は本国では子爵なのだ」と言っていた。そういう、色んな事情で母国にいられなくなった外国人がアジアには山ほどいる。僕は彼らが好きだった。「ちゃんとしてない大人」が好きだった。
気が立ってると同じようなことばかり何回もフラッシュバックする。
12/22:一時退院決定。結構どうしていいかわからなかった。というのが本音。
一貫だけ寿司を食べて帰る。 この一貫。 こんな美味い寿司は食ったことがない。
最後の朝。病室の窓から見える朝焼け。午前3時から朝まで、暗闇の中じっと考え事をする、という一ヶ月だった。
セリフ
13ページ目
- 5月日-2
- “サナトリウム文学”は僕の一つの憧れでありました。僕は結核ではなかったが、肺病病みには違いない。
- 「ゲホボボボボノコラ!うるせえ!ねえちゃん!しゃかえるぞ!」
- 現実の病室は、94、88、87の年寄りが夜中じゅう意味のつながらぬ話を叫び続ける。寝られるわけない。
14ページ目
- ⑤-3 何とか一人で5m先のトイレへ行けるようになった。(15分かかる)
- 一歩あるごとに息切れ。
- うつむくと息がとまるので運まかせの検尿。
- 効果音ドバー
- 「役所いってくるね」
- 「しとく」
- 「必要な」
- 「のはその棚」
- 「テキパキ テキパキ テキパキ」
- 「あいりもお世話になってますー」
- 普段何もしないがそこいる時ものすごく頼りになる家内。僕はちゃんとできる人が好き。
15ページ目
- 効果音ブツブツブツ
- 「三鷹にかえるんや」
- 「もしもしもしもし」
- 効果音ゲホゲホゲホゲホゲホ
- 効果音ガラッガラッ
- 効果音ガツッ
- 効果音ガッ
- 夜の病室
- 「ボケ老人のサバト」
- ⑥六日目。
- 『るっせえじじいども』 自分に余裕がなく、最初はそう思いました。
- 「はーいどうされました?」
- 「ここどこや!」
- 「病院ですよー」
- 「何で俺こんなとこおるんや!」
- 「カヤマ!」
- 「奥さん天国ですよー。」
- 「きっとミミは人間の記憶、思い出を最後に放つ場所なのだ。 言え、言え、俺が聞いといてやるぞじいさんの放つ光を。」
- 「俺も使うか。」
- 「「カヤマ」だ。」
16ページ目
- 「できるまでやるんだからできないことなどない。」
- 「才能に自信がない分、体力には自信があった。」
- 「それが今回、」
- 「なにイカうってんの?」
- 「元気そうなのはガワだけ。「85歳のカラダ」」
- で「栄養失調」が確定、臓器があちこちだめで、食べた栄養全部出てた。尿とともに。だからただの「風邪」がここまで重症化した。
- 「バカなの?」
17ページ目
- 7時間。
- 点滴がぴとんぴとんと落ちるのをただ見ている。
- 無為な時間。
- でもこの無為、病気の僕だけでなく君たちにも必要なのでは、とちょっと思った。君たちというか人間。
18ページ目
- 「とんでもない回復力だね。このフロアならもう一人で歩いていいよ」
- 「ナース豆栄。」
- 「酸素ボンベ外れた。」
- 「ウッス。」
- 効果音ブフォ
- 「まだはやすぎた」
- というわけでナースの情報を集めにステーション付近を徘徊。
- 「ナースステーション」
- 「こんな機会もうないしな」
- 「このキモチ、夜中に女子大のフェスをのぼった時と同じ。生の息吹。」
19ページ目
- 「ねぇ怒らないから 正直に言ってみなよ。」
- 「心のどっかで 僕がもっともっと苦しんだり 自主規制を 期待しただろ。拍子抜けしただろ。」
- 「僕が死んでたら 悲嘆にくれた」
- 「お悔やみツイート 24もしただろ うか。」
- 「君たちは人間か? - その軽さ。」
20ページ目
- 隣ベッドのボケ老人が「カカアはどこだ」とひっきりなしにナースコールを使うせいで
- 「何となく点滴の手が痛むのを言わずにガマンしてたら、グローブ大に腫れ上がり、怒られる。」
- 「ちゃんと言えよ大人でしょ。」
- ああ、何だかすっごいヒエラルキーの低い人生。
- 「ナース豆栄」
- 効果音GLOVES!
21ページ目
- 「僕は子供の頃から寝る、休むが大キライで、寝れば寝るほど激しいストレスがたまります。」
- 「おもむろに病室の壁に雑巾かけを開始し、再びナース豆柴に怒られたりしています。」
- 「なにやってんの!!」
- まだ絶対安静ではあるんですが、熱は平熱、ものはしっかり考えられます。病棟のほとんどは末期の年寄り。その中で40代の自分が働きもせず食っては寝ている。ひどい罪悪感。
22ページ目
- 病院、医者、ナースの言いつけを完璧に遵守し、呼吸困難・窒息死の危険は遠ざかった。
- 「言うことときく、と決めるとパーフェクトにきく人←」
- 炎症反応
- 即死ライン…40 かつぎこまれた日…38 今日…6 発育:インフルエンザ…2
- 「しかし今、病院の外に出たら僕は免疫がのそのまま死ぬ。」
- 「汚ねえ奴は見舞い来ん「なよ、死ぬから」」
- 来週転科予定第二章スタート。
- 何日で退屈できるか賭けようか。①年内②春まで③ムリ
23ページ目
- 本日のハイライト
- 「長谷川さん。」
- 「すごい苦しんで運ばれてきたでしょ。」
- 「何かしてあげたいって思っちゃった。私。」
- 真夜中に体を拭きながらしれっとこういうこと言う、ナースのナースカ。
- 「フォロワーさんの中にもいましたよね、管理栄養士さん。」
- 「「ヘダイの金山寺味噌焼」とはけるぞ。」
- 飯だけが唯一の楽しみです。毎日毎日色々考えてくれてありがとう。
- 「そもそも数字上だけなら日馬富士よりデカい俺は病人扱いされない。」
24ページ目
- 共用の洗面スペース
- 何か平和な星を犯しきたモンスターみたいだ。俺。
- 効果音ゴプッシュ
- 効果音ゴプッシュ
- 効果音ガラガラ
- 効果音コス
- 初日、ナース一人で車椅子動かず。
- 嫁・ナース・屈強なナースの3人がかりで押してもらう。
- デブは何やっても迷惑。
25ページ目
- ララジに出る許可が降りた。
- 広々と気持ちよい。
- 先パイとの唯一のキズナだ、と
- 何が起ころうが頑なにやめなかった(20年)タバコもここがきっと潮時なんだろうな。
26ページ目
- 「久しぶりだな。」
- 初めて先パイの夢を見た。どんなに望んでも一回も見たことなかったのに。
- 「どうした?本当は大丈夫なんだろう?」
- ああ右手一本では描きづらい。早く点滴がとれて欲しい。
28ページ目
- 「ボケ老人が時々こちらを覗いてくるので」
- 「だあれ?」
- 「僕は神。」
- 「あなた方を罰しに来た。」
- 夜中に告白してみた。
- 「先生ーおじいちゃんの様子が・・・様子が!」
- 効果音ヒイイイ ヒイイイ
- 「大部屋のが楽しい」
- 「そうだね。」
- 「君の守護精霊からは知性が全く感じられない。」
- 「君自身にもだ。断罪する。」
- 暇だから1回¥1000でこうゆうの始めるか。院内で。
- 長谷川サンクチュアリの断罪こんにちは。
29ページ目
- 僕の青春には
- 「買いますか?」
- 「うん。」
- 「マチクサの写真。」
- 「ちぃり」
- 「内またおごる」
- 「味方したる」
- 「協力しろ。」
- 爽やかな部分などどこにもない。が。
- 清岡卓行の言葉を借りれば、青春は、
- "どのような憤怒にあろうとも"
- "僕自身の純潔が"
- "僕自身にとって美しいものを"
- "どうしても拒むことができない"ことなのだ。
30ページ目
- 深夜2時
- 「バカヤロウ 俺を誰だと思ってんだ」
- 「ハイ 忍んないの。じゃあ足上げてー そうそう上手ねー」
- 毎夜毎夜「全てに文句がある老人」と「それを子供のようにあやすナース」を見てるが、これよその国でもそうなんだろうか。
- そもそも母性ってヤバい本能だし、ナースに女性を見い出すっぱちがう気もする。
31ページ目
- 「では明日、手術します。」
- 「どんくらいで退院できますかねぇ。」
- 「通常一月程度ですがハセガワさんは特殊ですからねぇ…何年かかかることもあります。」
- 「年?」
- 「このまんま何年もここで暮らすの?ムリだ。10日でおなかいっぱいなのに。そうなったらきっと僕は死を選ぶ。」
32ページ目
- 昨日ロミギヌスの恰好みたいなのをワキょうちこむオペーをし
- 全裸でベッドにくくりつけられて一晩すごしました。つづくとしぬ
- 数字はよくなってきてますが情緒は最悪です。
- 「我慢強い」し自分の性格をそう思ってましたが全然違でした。弱音しか言ってねえ。
33ページ目
- 「毎日じゃなくていいんだよ。」
- 「夫はすぐさびしがるでしょ。」
- ポジティヴに考えればこんなに家内と一緒について話すのも学生の時以来で。
- 結婚みたいな形はどうでもいいと思うけど、伴侶(一生連れ添う人)は必要だ。
- それを見つけるために何度も恋愛に失敗し、そのたび人に対して寛容になってゆくのだと思う。
34ページ目
- 「「好きな子の笛を吹く」 を実際に実行した奴の 話は聞いたことがないし、 「俺はやった!」と得意気に 吹聴する奴の話は眉ツバ で聞く価値はない。」
- 「放課後、 マキタの席に 座ってみたことはある。」
- 「これだけでも 結構なか。」
- 「なんかなんか。」
- 「だろう?」
35ページ目
- 「あの人はな…」
- 先パイの話には時々「あの人」という人物が登場する。「あの人」の話をするとき先パイは不機嫌。
- 「あの人と先パイに何があったのか僕はほとんど知らない。ただ「あの人」と僕は下の名前が同じだった。先パイは僕を名前では絶対に呼ばなかった。僕はこの頃から本名を名乗らなくなっていく。(96年)」
- 効果音ジブン・ガタリ−863 2017.12.7
36ページ目
- 「9時消灯 小さなライトで。」
- 「ここなんじで かいて いる。」
- RADIKOで デーモン小暮の オールナイトニッポン を聴きながら 考えごとなどする。
- ああ受験生の時と 同じだ懐しい。 25年前。
- 誰かを想って 眠れぬ日々を過ごしましたか。
- いくら時代が変わったとは言え、 それすらない■■というなら、 何てつまらない思春期だろう。
- 眠れないくらいに人のことを考えたのは あのほんの数ヶ月だけだ。
37ページ目
- 「ゆるゆる」
- 「やろう」
- 「適当に」
- これ口癖なんですが、 自分に言い聞かせてるわけです。 すぐ暴走するんで。
- 「やめろ」
- 「はい。」
- 学生の頃は スーパー役の人が いて、その人の 言うことだけは 聞いた。
- 「よりよい世界」はもう君たちにまかせる。 好き勝手に言い合って、よりよい社会、明るい未来にしてくれたまえ。
- 「ほっといてよ。 もう。」
- 社会も未来も もう僕に関わるな。
- というのが偽らざる本音でもある。 めちゃくちゃだけど。
38ページ目
- 効果音ぷお
- 「あっ」
- 入院生活 ちょうど2週間くらい。 まだ全然だめ。
- 3食食って 寝てるだけ。 ああ王様生活。 でも幸せとは ほど遠い。
- 「幸せって 選択肢がある、 ってことだけなんだな本当に。」
- 「もちろん自分が一番 悪いのだということは 忘れていない。」
39ページ目
- 来週から強力な薬を投与することになり、副作用で絵も描いてられなくなるかもしれない。
- そういえばマキタと同じ中学の野前。
- から中学の学アル借りっぱなしになっている。27年間。
- 「かすよ かすからー」
- ああもうその中学も市も町名も今は何も残っていない。
- 「中学マキタ」
43ページ目
- 「先パイ全部濡れとるやん。」
- 「別にええ。」
- アイアイ傘は不得意科目だった。
44ページ目
- 「介護施設で事件起こるの何かちょっとわかるわ。今なら。」
- 効果音ぐへぇ
- ジジィ共が居側にしろ「約束しただろ」などと文句ばかり言うので、度々病室が移動する(若いからな)しばらく死にかけ老人だけの静かな天国だったが、再び元気老人部屋へ移送され、ストレスMAX。
- 「僕は男でも女でも「何も考えずに反射的に反応するヤツ」が一番嫌いだった。」
- 「無反応。」
- 「でも「考えてそうなヤツ」ってほぼ偽者よね。特に男はさ。わかるよ僕も。」
- 「「考える」…というより、そうだもの。」
- 「よくちゃんと人のことを見ている人が好きです。」
- 351 死にかけ死にかけ死にかけ
- 352 元気クソ元気元気
45ページ目
- 告知通り今日から強力な薬の大量投与がはじまった。副作用がスゴイらしく長々と説明を受ける。気になった副作用
- 「スゴイよー!」
- 「いいいい」
- 「精神不穏」多分こうゆうのかなあと思うんですが
- 「しにたい…」
- 「俺の人生無意味…」
- 「僕はこういう時、必ずバッドには決まらず2,3人殺せんじゃね?これ殺るの?どうなの?という他を滅する方向に向かうので今これなんですよね。見舞君な。書いて落ち着こう マジでケガしても知らんぞ。」
- 効果音ハァ? ハァハァ
- 「人間て何なんだ」
- → 精神不穏。
46ページ目
- 隣ベッド
- 「ばかやろうう ふざけやがって このやろうう ばかが ふざけんじゃねえ」
- 最もたちの悪かった ボケ老人が今日 追い出され 転院して ゆく。
- 家族が来たのを 初めて見た。 家族の言うことは よく聞いていた。
- 一つも文句なく 丁寧で 「良い子」 の老人。
- 誰一人面会には来ない。 いつも微笑んでいる。 あれは多分死相だ。
- 家内とではなく、 あのまま奥崎 と結婚し、
- 島根で 学芸員に なっていたら 僕の人生はどうなっていただろう。
- 振り返っても仕方ないことを振り返る時間が、 無限にある。 今。
48ページ目
- 「ぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺら」
- 「薬物投与2日目。アッパー状態続く。ナースと家内にしゃべり続ける。血出る。」
- 「猪に余裕がちしそうな気分だが、恐らく現戦闘力はしめじと同等。」
- 「レイニー」
- 効果音ぶなじめじ
- 1996
- アトリエはいつも汚く松ヤニ臭く、カオスカオスで妙に落ち着いた。僕は先パイ●との距離にいつもいた。
- 残存する写真は、先パイが卒業した後のもの。僕の左は空いていて、僕自身も抜け殻のようにタバコを吸う。
51ページ目
- 今日の医師面談
- 「おかしいわね。」
- 「通常の人間の回復力ではナイ。」
- 「いやいいことなんですが。」
- 「計測ミスかもしれませんが...」
- 「一ヶ月かけて戻す数値が一日で全部標準値に回復してんのよね。」
- 「もう健康体じゃんあなたホント人間?」
- 「ハア?」
- 「カルテ」
- 「だから言ったろうお前らのドーピングのせいで今2,3人なら殺せる気分だと。」
- 「こうやって通り庖って生まれるのかなあ」
- 「まだしめじ。」
- 「でもお外でると」
- 「基本、退院まであと1ヶ月。」
- 効果音oops
52ページ目
- 今回は命に関わるため自宅に寄る間もなく入院。
- 各所に迷惑かけた。
- 辛いなことに制作はほぼ終わりかけ、誰でもできる修正程度を残したのみだった。
- 今は病室で自宅のPCを遠隔操作しメールなどしている。
- 「人間。」
- 「人間人間人間人間人間人間。」
- 「普段強力な僕が弱体化するとよくよく見えて来る。」
- 「人間。お前たちは何て人間なんだろう。」
- 「あなたが入院したのでうちでお願いかかって金くれ。」
- 「顔見に行っていいですか?快方祈願しましょ」
- 「ハリいいらしい。退院した時間に色々調べときます!」
- 「〇〇〇〇は×××であり△△△△なので金金金金金」
53ページ目
- いつもは静かなラウンジ。今朝は陽気に女子会やっている。
- 「30代女子」
- 「にぎやか」
- 「内容」
- もう手術もムリだって私。でもネットですごい腕の先生を見つけたの。ここはヤブよ。口コミ評価低い。
- 「そうよそうよこんなところヤブよ!」
- はやく私を診てネットでやっと見つけたすごい腕の先生!
- いやだようつらいようこんなの見てると。この感情に名前つけろよ。何だかとってもつらいよう。
- 「※一部フェイクを混ぜています。もっとキツいから。」
54ページ目
- 「のせろ?ヤダ。」
- 「「つかれてんだよいいだろ」
- 1992.7
- オータニは雑な女だ。自分がふりまく影響を全くわかっていない。ああこんな誤解しか生まぬ場面も撮られる。
- 「おい撮んな」
- 「いーじゃねーか」
- 「オータニ」
- 「写真部加藤」
- 「よりによってコイツに。」
- 「(後でユスられた)」
- 効果音ニョホイホイホイ
56ページ目
- ドーピングでいても立つもいられぬ。ので、呼吸器病棟を抜け出し、循環器、卒中、消化器等々別病棟を徘徊。ああ大病院。何十何百とナースを見た。まこんなにナースを見ることももうないだろう。
- 効果音ユラ ユラ
- 「動かないで。」
- 通常ならクールで仕事できるナースに目がいったと思うが、
- 「わー顔色よくなったわねえーよかったよかった」
- 今回はばかりはこっちが魅力的だったな。俺も男だ。情けない方の。
59ページ目
- 今日で丸3週間。
- ほぼベッドの上生活。
- 検査、測定や面談など、意外とやること多く、仕事はとても無理だ。
- 「ああ 絵が趣味でこれは本当よかった。」
- 「よかったじゃねえ。俺が悪かった。悪かったから。」
- 「家に帰してくれ。」
60ページ目
- 「全身穴だらけ 今朝、体に通っていた全てのチューブ・針から解放された。 痛かった注射ベスト3 ③ソケイ部 ②手の甲 ①背中の麻酔 叫び声出た。 ギャッ」
- 戦闘力もしめじからモリーユ(アミガサダケ)程度に回復。
- 「ぶなしめじ→モリーユ(美味)」
- 「「一人でシャワー浴びていい。」 自由も手にした。 何故か両親と初めて自転車の練習したことを思い出した。」
- 週末、三重から家族全員で見舞いにやってくる。
63ページ目
- 「これが……」
- 「死か……。」
- 今回僕が得たのはこのミギーの心境である。後一歩踏み出せば死ぬというラインを経験として知った。つまり次からはその線までは何やっても大丈夫だと言うことだ。
- 生きている実感がなければいじめも戦争も死もエンタメだ。スマホが10年かけてそれを証明した。
- 「ああ誰でもいい。傷つけたいな正しく強い言葉と暴力をもって、君たちを直接。」
- だんだん調子でてきた。
64ページ目
- 大学生活
- 大学はほったらかし、
- 美しいものを探す旅に出る。
- (二年ほど)
- アートや自然の景色も美しくため息が出る。毎日毎日、美、美。
- 効果音自炊セット
- 「でも結局、」
- 「「駅の火鉢で彼氏を待つ高校生」が一番美しかった、と日記に書いてある。そういう20歳の季節。」
65ページ目
- 「よんだらこんか!よんでない?いやよんだ!よんだよんだー!」
- 掃いて捨てるほど年寄りを見、カーテン二枚へだてた空間で寮食を共にする、という経験を経た。
- 夜中中起きてるのでナースのグチもこっそりと。
- 「いやあもう」
- 「ほほう?」
- 「君」
- 「いい子」は世界から必要とされない。
- 「つまんない」
- 僕の確信の結末がここにもある。
- やはり「いい子」老人は例外なく孤独。
- 「あ…いです 私はあとで」
- わがまま放題でめんどくさい年寄りほど家族に囲まれている。
- 「バカッ バカモンッ よし!」
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- 「まあ命あった だけでもね」
- 「休み不要 壊れるまで動きたい」
- こういう?30代を経て
- 【治療=絶対安静】(動いたらアカンで)という病に罹ったのは必然?因果?皮肉? そして僕の病には完治はない。 生涯、無理がきかない。
- 人気のスマホゲーム、語学アプリ、ニュースアプリなど 初めて暇つぶしアプリに手を出した。 「やらされる」ことに1分も たえられない。 想像を遥かに越え、 クソつまらんにも程がある。即終了。
- 「先パイ96'」
- 夏、思い出箱の写真を デジタル化しておいた。虫の知らせだったか。 僕は僕を過不足なく描き続ける。 僕のエンタメは僕が考えたことのみである。
- 「僕は僕を過不足なく描き続ける。」
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- 「OH!」
- 「もし君が呼吸器で即入院になったら、まず何をおいても」
- 「高級耳栓を買おう。キレイゴトじゃない。これないと弱った老人に心の中で死んじまえといって罪悪感スゴイぞ。」
- 「プルプルにも耐えられる。」
- 効果音ああああああ
- 効果音ゴボッ
- 効果音ゴボッ
- 効果音ゼェ ゼェ
- 効果音ハァッ ハァッ ハァ
- 効果音ぐわぁあぁああ
- 効果音ドキドキ
- 「「うるさい」とはちがうつらいんだ聞いてて。」
- 「毎日24時間これ。」
- 「もう随分前に死んでしまったが、喘息の久野さんを見舞うたびつらかったことを思い出す。」
- 「あのつらさはこっちは絶対「つらい」って言えないその、つらさ。久野さんが最底な女ならよかったのに。」
- 「ガブ」
- 「ゴクッ」
- 「ごめんね」
- 「いいから。大丈夫。」
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- 「いい!」
- 「人くん大丈夫。」
- 効果音熱いキモチ
- 「うザポエム男」
- 思春期は、①子供でいることを許してもらえない子供。②ポエム世界を脱出しなかった(できなかった)20〜30代。によって12〜30才まで拡大。格差は貧困と学力に現れるが、これからもそもそも人間になれてないが増える。
- 「私はね」
- 「私なの。」
- 苦しい君たちには届かないかもしれないが、ネットで仲間を探すのをもうやめなさい。友達がいても恋人がいても家族ができても何しても、人間は独りなんですよ。結局は。絶対に独りなんです。君たちは仲間では決して救われない。見ないフリしてるだけ。
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- 「別に高校時代、楽しくも何ともなかった。」
- 「でも楽しかったことを探したくなる。なってくる。」
- 「「暗黒時代」とか恥ずかしくて言えないよ。もう。」
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- 「じゃ」
- 「ねえよ」
- 「てめーが」
- 「やれ。」
- 「うんうん」
- 「若いうち」
- 「は好きに」
- 「やればいいよ」
- 「何でもー」
- 「若いって」
- 「いいねー」
- 「若い人は色々大変でかわいそうだなあ」という考えに飽き、俺のがかわいそう。と確信した(よく考えたので間違いない)。好きにしなよ。ねぇ。もう。
- 誰か一人くらいは手描きでリプライくれるかと思ってみたがま、TWI-TEE以上で手紙のやりとりするのも面倒か。本当の手紙よりは敷居低いと考えたんだがな。
- 「もうフォントはいいや。」
- 「ですよね」
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- 大学生活 深夜。携帯はまだない。家の電話が鳴る。
- 「ルルルルル」
- 「グスッーー ヒック クスン、クスンーー」
- 「横山?またか」
- サークル仲間。僕は車を出し、上七軒の横山を拾って山科の丘の上にあった公園に連れてゆく。
- 「ふられた?くだらね。」
- 「僕は横山を女子として好きでない。友だちですらない。下心もない。それが仲間。」
- 「そない言わんといて。」
- 「ただ、余裕のない人間のやることは僕を決して傷つけない。」
- 「「いちいち俺を呼ぶな」と怒ってみる (怒ってない) 。」
- 「「ごめんね」と横山がちょっと笑う。」
- これは20代のデフォルト人間関係だった。90年代後半。
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- 三日前、最強のボケ老人が隣のベッドにやってきた。
- 「おい。おい。コラ コラ 出せ 出せ ここから 出せよ 帰れ バカ バカ 殺すぞ」
- 100%ボケてて目も耳もだめ。口だけが冗談みたいに元気で一晩中ものすごい音量で叫ぶ。
- 顔はかわいいんだかな。
- スキル高級耳栓も役に立たず、2、3日まるで眠れていない。僕自身「精神不穏」の副作用が出始め、
- 頭はわかってんだ。ボケに罪はないって。
- 「「息の根とまれ」と一晩で100回くらい思った。ごめんなさい。本音だ。僕もベッドから動けないのだ。」
- 「ハセガワさん、教値悪いね。2、3日。」
- 「これもし自分の親ならどうだ。許せるのか、もっと許せないのか。わからない。考えたくない。今は。」
- 「退院伸びますね。超ショックでナーバスに。」
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- 「ストレス?んなもん何もできん奴の言い訳やぴ。笑うわ。」
- 「正直こう思っていたが、」
- 「ストレス」
- 「数値となってつきつけられれば認めざるを得ない。」
- 「僕の抱えたストレスを。」
- 「執着。執着。強い執着。書く執着。」
- 「誰かを楽しませたいなんて全く思えない。そんな余裕がない。」
- 「がんばったね」
- 「何の呪いなのか。誰がいつ解いてくれるのか。」
- 「そのためのジブンガタリ。」
- 「でも私はそのがんばりが好きじゃない。」
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- 「現行法ギリギリまでドーピング。」
- 今週になり、よりはっきりとドーピングの副作用が自覚されてきた。
- ・24時間行動できそうな焦燥感。 ・強い情緒不安。(攻撃的排他性)
- ※個人の感想です。
- 「〈千本丸太町〉」
- 「しかしこの情緒には記憶がある。-1998年。」
- 「千本丸太町の交差点で俺が、俺自身に覗かれていることを自覚した、」
- 「あの時と同じ情緒だ。」
- 「誰だお前。誰だお前。」
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- ラウンジ 朝
- 理知的明断で口調のしっかりした老人。とナース。
- 「妻の転院を…」
- 「鈴木さん…」
- 「ナースは丁寧に根気よく説明する。何度も何度も。」
- 「転院のしおり」
- 「「残念ですが奥様が回復する可能性はもうありません。」」
- 「でもね、わずかでも可能性あるなら…」
- 妻は死ぬ。その一点のみ認識できず、同じ言葉を何時間も繰り返す夫。
- 人間。
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- 「あ?」
- 「ぎゅうぎゅう」
- 「いやあその」
- 中学って何も描くことない。背がどんどん伸びたのでバカにした奴に制裁を加える3年間だった。思春期始まってない。
- マドンナは音楽の先生。音大出たばかりの。春休み明けにら理科の教師とデキ婚してて理科教師のゲタ箱を粘土でいっぱいにした。そういうの、ちゃんと実行するのは僕の大きな長所。
- 「魔王。」
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- 「いざー生死の境だったのよー」
- 「おー俺入院しちゃってさー」
- ラウンジで人を見ていると、どこかしらと皆詰らしげに病気自慢の電話をしている。死から脱出した安堵か。退屈な人生に、死なない程度のスパイス。病院食のように薄味だ。
- 三体の人形を持ち歩き、ぼんやり虚空を見ている娘がいる。とても気になっている。彼女の人間が気になる。
- 僕の直感が彼女は人間だと告げている。人間の反対は、記号である。
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- 僕を3日間悩ませたボケ老人は、今朝起きるといなくなっていた。
- 移動したか死んだか。何となくナースには聞いていない。
- ナースカの再確認。
- 「ハセガワさん、あれじゃ眠れなかったでしょ?」
- 「ガマンしなくていいのよ?」
- 「言ってね。」
- 「ぼそぼそ」
- ナース豆柴 ※ナース豆柴は4~5人のナースを合体した架空のナースです。
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- 「アルカロイド系 キノコ・LSDは」
- 「本当に口から 虹が出たよ。 いつまでも いつまでも 出たよ。」
- 「で僕がインドで 虹を吐してる間に、 一年間…」
- 「彼氏と 別れましたか 先パイ。」
- 「いや 全然!」
- 「何故? 好きでも ないのに?」
- 「何勝手に 決めてんだ。」
- 僕の好き会話①
- やっぱ大学の時SNSあったら誰も好きにならなかったろうな。人間に関心をなくすツールとして優秀すぎるんだよ。TWITTERもインスタグラムも。何でも相対。記号化。
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- ここは「高度急性期病院」。つまり、死に直面した段階の人間が死を脱するまで入院するところだ。
- 「ガッハッハ」
- 「隣のベッドに来たこんなおっさんが、2、3日でみるみる泥人形へなってのも何度も見た。(まるで蝋みたいだ)」
- 効果音ゴホゴホ
- ゆうべ、カーテンのシルエットにうつったナースが小さな声で
- 「「なんでこんな仕事選んじゃったのかな・・・」とため息つくのを聞いた。僕は君が好きだよ。」
- 人間。
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- 「ドーピング効果は「元気」を通り越し、血圧急上昇、不眠、無限の食欲、昂揚ハイテンション。」
- 「暴力があり余ってる。」
- 現在の力極太エリンギ
- 「だけど治療は「安静」。」
- 「スマホは見るだけで割りたくなるのでノート。とペン。」
- 「ほんとう。ほんとうにね。」
- 「僕は絵を描きたいんじゃなくて手紙を書きたいだけなのだ。」
- 「伝わるかな。君たちにも。」
86ページ目
- 43才 デザイナー(フリーランス)
- 入院丸一年
- イラストレーターや漫画家など、自宅一人不規則な仕事の人は参考にしておくれ。多分僕と同じで無理する人多いでしょ。
- 「性格 休むとストレス 短気 気力体力を過信 "やればできる" 努力たけき」
- 失敗① 息が切れる。いつもダルい。めんどくせ。これを全て肥満と年齢のせいだと思いこもうとした。
- 「デブはだめだなー 病院はイヤ(こわいから)」
- 失敗② ネットで症状を調べ、軽い力を信じようとした 大したことない。 医者行く前にはあんまり調べない方がいい。
- 内臓が弱って全身に数十kg分の水がたまりあらゆる臓器を圧迫。
- 効果音呼吸できず
- 「ハァ ハァ」
- 失敗③ 他人を信用できない。自分しか頼りに出来ない。という性格。家内がいたからよかったが独り身なら死んでた。
- 「俺がやる。」
- 「続く」
87ページ目
- 高校生の恋愛など間違い、カン違い、思い違い。
- 「僕は牛。突進のみ。・上手くそれをいなしてくれる人が好き。」
- マキタはスゴウで闘牛士に見えた。
- 効果音ブモー
- この思春期の錯覚。これは時代がどうなろうとスキップしてはいけない重大事だと僕は考える。
- 「マキタも本質は牛だったから。つまり僕の見る目がフシアナだったということ。」
88ページ目
- 「これがケミカル・バイって奴か。」
- 「こええ…。」
- 「むう…。」
- 完全に臨状態になってて 言いたいこと、全くまとめられず、 とめられない。自分で何書いてるのか よくわかってない。
- この副作用、 もうしばらくすると 一気に急降下するらしいんで、 そうしたらそれも そのまま描こう。
- 「すごいぞ医療!」
- 「俺が俺でないみたいだ。」
- 効果音いたい いたい しいたい
89ページ目
- 90年代後半・大学生活
- 「これを目指した。」
- 君たちは日本が好きか?僕は嫌いだったよ。20歳の頃。
- だからヤクソクでアジアのスラムやアシュラムを転々として
- 瞑想という名の薬物中毒に。
- 「アヘン戦争が起きた理由を体で理解。」
- 効果音水牛のツノ
- 効果音聖布
- 「フランシスカスIIミスカス フェアホワ シュラット オランダ人」
- 「というみっさんと妙にウマがあい、一緒に暮らす。」
- 「ムリだな」
- 「日本人優しいんだろ?ヤク中の俺行ってもいいか?」
- ぼんやりガンジス河を眺めていると風船が流れてくる。
- 「P-ink」
- 「多分ロシア人」
- 大体観光客の死体。色で何人かあてっこする。
- フランシスカスももうとっくに死んでるだろう。ヤク中だったし。
- そういう僕の21歳。
91ページ目
- 失敗④
- ほぼ病気したことないので自分の状態がわからない。
- 「だるい...」
- 「なまけてるなァ」
- 今思えばもう何年も体を動かすのが億劫だった。
- 『怠け病』。
- と自分を断罪、更に厳しく自分を追い詰め、
- 無理する自分に酔っている。
- ここ半年で劇的に症状を悪化させたのは原因マンガ(絵)だ。
- 自己満足のジブンガタリ。自己満足だから、やめられない。
- 一日時間が3時間になり8時間になり、
- 依存状態 描くことに依存(今も)。
- しかしその元を辿れば、ああ第2の思春期。
- 「つまんない」
- 「俺は何とつまらない人間なのか。死にたくない。」という40代のストレス=不安に帰着する。
- 「続く」
92ページ目
- 「そんなのとっくに知ってました。」
- 「先パイが気にしなきゃ私知らないフリしてつきあいましたよ。」
- 眠れない。眠れない。夢をみる。夢を見る。
- 「なのに。」
- 「俺の気が済まないとか、」
- 「なんですそれ?」
- 効果音カラ・・・・
- 「ね。」
- 「私の気持ち考えたことあるんですか。」
- 「1回でも。」
- 夢に、見る。
93ページ目
- 「スゴイニオイダネ」
- 「ヒトノウ◯コッテサァ」
- 効果音もぐっ
- 汚い話で申し訳ないが、1ヶ月こうした状況下で毎食食べている。慣れてしまった。
- 「あー佐藤さんうんち出ちゃってますー」
- 効果音ゲボゲボゲボぺっ
- 効果音フガフガ
- 効果音ブバッブバブバブバ
- 「カンチョーしとこう」
- 入院初日
- 「あら!いっぱい出ましたねー」
- 「患者は基本老人だからナースも老人に特化してて、最初は対老人接客。」
- 「情けなくて泣いた本当に。」
- 「でも自分もこれを経てるから、他人のクソでも我慢できる。」
- 「優しさとは、やはり経験を指す言葉。」
94ページ目
- 「「そろそろ気持ちが急速に下痢したりするかも。」という言葉に呪われたか。」
- 「本当に副作用か。」
- 「左目から涙がずっとずっと。不良憂鬱。哀しい。哀しい。」
- 「「じゃ、バイバイ。」」
- 「と言いたくなくって、余裕で疲れる信号を一つ寝らなかった。」
- 「神社の森からザァッと鳥の群。」
95ページ目
- 「どうもス。」
- 「急スけど もう家帰っていいよ。」
- 1999・10月四条通りで因縁つけてきたクソメが大学生を分から探して山に埋めて
- 「バ バ バ」
- 「ゆうべ」
- 主治医 Dr・稲荷(♀)推定37歳。すごく好み。
- 「殺るなら殺らねば」
- 「この状態で野に放たれてよいのかは疑問だが。」
- 「ちなみに来週数字悪かったらまた入院スよ。」
- 「は?」
- 「だから」
- 「2017・12」
- 「ドーピングが常人の四倍速で効いたため、 一ヶ月繰り上げで自宅安静になった。」
- 「2018・1」
- 「退」
- 2017・11/23〜12/22 緊急入院日記。大変御心配おかけしました。& ありがとうございました。 ひとまず
- 「続く!」
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- 「えと どうしよ 右も」
- 「タクシー」
- 「右、右かな」
- 「えりあ、でも右だと」
- 「強烈にロレツが回らない。」
- 「まだ授業は当分無理だな。」
- 「らっしゃい」
- 「アレを。」
- 「帰宅前にどうしてもどうしてもアレを。」
- まあちょっとテンションおかしいけど
- 「生まれ故郷の鮎を食べた時の京極さん“美味しんぼ”みたいになったよ。
- 「「カツ」で満足。店を出る。」
- ああ1ヶ月ぶり外の空気。
- 生きている。生きる。実感なし。
- 「ヘイお肉ち」
- 「ひらめ 本わさび 塩 レモン。」