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病院の病室で空のベッドが映る 病室。

何年も調子がおかしかったのですが、健康診断も受けず、忙しさにかまけているうちにとうとうダメになりました。 1ヶ月の入院=絶対安静と、恐らくは一生続く「健康ではあり得ない」身体。

今、現代医療のおかげで苦しみやつらさから解放され、自宅で安静にしておりますが、 苦しみやつらさであってさえも自分の経験として描いておきたいという、 これはもう癖としか言いようがない、そういうものに突き動かされ、 入院時から退院時まで、ほとんどベッドから動くことなく描いた日記、思い出、メモなどをまとめておきます。

酸素マスクをつけ汗をかくハセガワが切実な表情で語る 11/24

酸素マスクを着ける患者の入院スケッチ 11/24-2

点滴針が刺さった手とノートとペンがある 11/25:手の甲にさした点滴の針はとても痛い。

入院記録のタイトルと酸素吸入を受ける人物のイラスト 11/25:酸素がないと息が出来ない。水泳を長いことやってたので息を止めることには慣れている筈だが、それとは全然違う。 息が出来ない。死を感じる。不安。

酸素吸入する人物が不安を語る手描きの入院記録 11/25:手しか動かない。寝返りをうつと全身に激痛。視線を動かすのも億劫。 天井を見る。

酸素マスクをつけるハセガワの入院記録 11/26:容態が急変。血圧が下がり意識が混濁。全身性のショック。 家内が急いで呼ばれる。何とか回復。以後、危険な状態になることはなく急速に回復する。

酸素マスクをつけ汗をかくハセガワの状況描写 仕事どうしよう授業どうしよう色々どうしよう。

酸素吸入で汗をかくハセガワの漫画 でも心のどこかでほっとしている。

不安そうに汗をかく男性の手描きイラスト ほっとした自分がイヤになる。

死の間際を想像しつつ横顔を見せる女性のスケッチ 峠を越えて、医師の説明を聞くだけの余裕が出来る。

汗をかき酸素マスクに苦しむ男性の手書き絵 身を捩ると酸素マスクが外れる。 外れると「これはダメだ死ぬ」という感覚に襲われる。息ができないからだ。 眠れない。

草原で帽子をかぶり遠くを見る女性のモノクロ絵 11/28:少し余裕ができる。抗生物質が効いた。 戦前なら治らなかっただろう。色々ものを考えられるようになる。

酸素吸入しつつトイレへ向かう体調不良の男性 11/28:周囲の人間(家内)を見る余裕が出来る。 酸素がないと不安。 でもがんばって外してくださいと言われる。 依存になると長引く。

酸素マスクで苦しむハセガワの入院記録漫画 11/29:集中治療室から四人部屋に移る。 これはとても寝られない。 「認知症」と書くのがキレイごとのようでイヤだったから、「ボケ老人」と強い言葉で通している。結構なカルチャーショック。

体調不良のハセガワが不安を語る漫画 11/29:自分を見る余裕も少し出来る。 フロアを数メートル、介助なしで自力で移動できるようになる。

点滴を見つめながらペンを持つ少年の横顔 11/30:一週間。 多分ここから普段のジブンガタリに戻る。「自分」ではなく「君たち」にあてた書き方になる。

酸素ボンベ外れ血を吐く患者の様子 すぐ血を吐く。これはビジュアル的にすごいショックだ。恐ろしい。 かなり長い間真っ赤な血や痰が出続け、回復直前までそうだった。

酸素マスクをつけて苦しむハセガワの姿 眠れず、段々イライラしている。 ここ何年も「ネットで訃報が流れてTwitterで大騒ぎお悔やみ」という流れを「死ねバカ」という気分で眺めていたのでそれが溢れた。死をコンテンツにしてはならない。

点滴の苦痛を我慢するハセガワの横顔 僕の本質は「怒り」である。自分に対しても世界に対しても常に不満がある。

ベッドに横たわる患者が疲れた様子で話す場面 「世間様に申し訳ない」という気持ち。 これ戦時中だったら、僕は喜んで特攻して散っていく、間違った方向の人間だったろうと思う。

酸素マスクのハセガワ、不安を語る場面 12/1:肺の機能が徐々に回復し、自発呼吸が大分楽になったことを受け、その原因となった内臓機能の回復のため、転科となる。

酸素マスク装着のハセガワが切実に話す場面 僕は食べ物の味には全く不満を抱かないたちだし、好き嫌いも全くない。 ので「ベッドからほとんど動けない」というストレスの中で、変化は食事の時間だけだ。 隣の老人たちの会話を聞くとみんなメニューが少しづつ違う。ここでちょっと栄養士について関心がわく。

酸素マスクを着けた男性が切実に話す場面 息が吸えるようになると、元気になったような錯覚を起こす。 洗面所でもどうにも気まずい。全員死にそうな老人だから。

窓からの景色を見てタバコを吸う女性の手描き漫画 12/02: ラウンジ(面会に使われる、電話や飲食が可能な大食堂みたいなスペース)に出ることが許される。 病室からは歩いて20mほど(同じフロア)。 窓から景色が見える。センチメンタルが復活する。

リンゴを手に悩む女性が涙を流す漫画の一シーン でも結局マキタと先輩と村木の話くらいしかないのよね。

寝たきりで服を脱ごうとする女性の後ろ姿 12/03:動けるのに動いてはいけないストレスがたまり続ける。

病室で寝る患者と謎の会話をする男性の漫画 喉もとを熱いものが過ぎ去るとすぐ調子にのり、すぐ元通りのネジ曲がった性格になる。でも僕は僕の性格が嫌いではない。嫌いではないどころが大好きでもある。

酸素マスクをつけた男性が切実に話す場面。 老人を描くのに飽きてきた。から。

病室で本を読む人と笑顔の女性ナースの漫画 人間とは何だろうといつも考える。 狂人は人間だろうか。ボケ老人は人間だろうか。人間だと思う。 でも何故人間なんだろうか。口当たりよく、人間だと断じてしまっていいんだろうか。

ハセガワが不安な表情で手術や退院について話す場面 将来を見据え、一つ小さな手術をする。 ネットで調べまくり大変不安になってしまった。 何回同じ失敗をするのか。とにかく自分で調べるのではなく、信用できる人に調べてもらい教えてもらう方がいい。

全裸でベッドにくくりつけられた患者の図 12/06: 背中の麻酔が「ぎゃっ」と声出る痛さだった。 内臓をぐりぐり何かされている感覚はあり、非常に気持ちわるい。 ベッドにくくりつけられて、一切体を動かさないで一日いる、これが一番つらい。

ハセガワが酸素マスクで切実に話す入院日記の一場面 僕の昔からの主張だ。「一人のが楽だもん」は40代が言えば信じる。20代が言っても信じない。それは嘘だ。

メガネ男性が教室の席に座り考えている マキタは写真でみると残念ながら全く可愛くないんです。 僕にとって可愛いだけで。

煙草を吸いながら悩む青年の横顔を描く 先輩は先輩なりに因縁が色々あって、といっても2つしか歳違わないんだもの、過ごした青春の密度は同じようなものです。 でも2つ違う、ってはるかに大人に見えるんですよね。学生の時って。

病室で酸素マスクをつけるハセガワの姿 ジブンガタリ的内容。多分、日常生活に戻りたいんだと思う。 いつまで入院なのか、退院のめどさえ知らされぬ、病状についての説明もない、そんな中でますます不安が募る。

酸素吸入し不安を吐露するハセガワの姿 12/08:ああイライラする。

酸素マスクを着け苦しむハセガワの入院描写 ほんとに勝手な言い草だ。でも勝手な言い草を考えてるんだから仕方ない。 僕は我慢しない。

酸素マスク装着のハセガワと少女の会話シーン また不安のタネがわく。基本、薬は嫌いなんだ(好きな人はいないだろうが)。 副作用の説明がまた怖い。恐怖を煽られる。 結果的に、この薬が非常によく効いて、予定より1ヶ月早く家に戻れることとなる。

手をつなぎ並んで歩く二人の後ろ姿 歩いた道。これから歩く道より、歩いた道を描きたくなるのはもう期待する余地が自分に少ないせいだ。

田畑に挟まれた細い農道が続く風景 ちっとも変わらないその道。変わりようがない。

酸素ボンベを持ちながら歩く眼鏡の女性 ナースがひそひそと「最近若い子も入ってくるわね」などと噂話をしている。 若者の生活習慣も結構まずいらしいぞ。気をつけてね。

傘を差して雨の中歩く男女の後ろ姿 格好つけてるつもりだったのだ。これでも。

酸素マスクで寝るハセガワと語る姿の描写 僕は「見えている・見えていない」に強く執着があり、表面的な理解で切って捨てる(ストレスや葛藤を回避するために)ことを望まない。し、他人に対しても無理強いする。

酸素マスクで苦しむハセガワの切実な心境描写 12/11:治療が始まる。精神が不安定にはなります、と断定的に聞いてしまっている上、ネットで調べすぎて、多分これ自分の思い込みでハイになっただけなんじゃないか。初日だからな。

酸素マスクをつける老人と若者の入院記録漫画 僕はおばあちゃん子だし、老人は大分好きな方だったが、それは僕が幸せな環境の中で幸せな老人にしか出会ったことがない、というフシアナのせいであることもよくわかった。

セーラー服姿の二人の女性が腕を組んでいる この写真大好きなんだ。写真ごとアップしたいがやめとく。

酸素マスクで苦しむハセガワの入院記録 おしゃべりがとまらない。

煙草をくわえ本を読む男性の姿 もうとっくに現存せぬアトリエ。2枚しか写真残ってない。

ハセガワと女性が抱き合う泣きの会話の場面 12/13:僕は実が自分がヘタレであった、という自覚が強くある。 ヘタレはイヤ、ヘタレは見苦しい、という言い方は過去の自分に対する批判であり、自戒なのだ。

入院中のハセガワが酸素を必要とする苦しい様子 12/13:劇的に数値が回復し、驚いたDr.稲荷が報告にくる。 テンション上がる。もう副作用なのか何なのかわからないが、テンションは常に高い。今も。

酸素マスクをつけて汗をかく男性の描写 入院中、最も僕のテンションを下げたのは、謝罪やお詫びのメールを送っている時に来た、「お前のせいでうちがちょっと動いたんで、その分金払え。額はお前が考えろ(もっと丁寧な言い方ですけど故にもっとイヤ)」という結構な数の返信。 資本主義としては正しい。でも俺は正しいって大声で自分で叫べるのか君たち。

酸素マスクをつけ汗を流すハセガワの切実な表情 ネットが嫌いなんじゃないの。人混みが嫌いなの。 人がいっぱいいれば、薄まってなんだかわからなくなるから。 ネットも人混み。人がいっぱい。だから嫌い。

自転車に乗る女性と汗をかく眼鏡の男性の会話シーン 進学校だったけど、部活動にも相当力を入れている高校だったし、田舎ならではのおおらかさもあって、夏休みが終わると誰それが妊娠して堕ろして、みたいな話もよくあった。 僕はこの時悪い気はしなかった。その報いは後で受ける。

酸素マスク装着のハセガワが切実に語る場面 超笑っている。嬉しそうに。だめだ。

酸素マスク装着のハセガワが汗を拭い切実に語る 絵が大分しっかりしてきている。これは回復度に比例して集中力が上がったためだ。ナースばかり観察している。

海辺を散歩する男女と犬の静かな風景 海育ち。マキタも海育ち。何もない海育ち。ほんと何もない。

夕暮れの静かな海辺と広い砂浜 高校の頃は遊泳も禁止だった。タンカーか何かの油で海が汚れすぎていたからだ。

ベッドで酸素吸入し不安を語るハセガワ 12/14:上がり続けるテンションに対して、「動いてはダメ」=動くと栄養が全部体外に出てしまう、というジレンマのイライラがMAXに。

針や注射の痛みと家族の自転車練習の様子 体に異物が挿入されている、という状態も非常にストレスを感じる。針、管、チューブ、一気に気持ち的に解放された。

包帯と内出血のある腕の写真 針や管を抜いた後、様々な箇所が内出血し、痛んだ。チューブの形に内出血している。もう管だらけは二度と経験したくない。

雨の中で傘をさしながら手を差し出す男性 僕はナルシストを悪くは思ってないけど、飽きるよね。ナルシシズムだけじゃ。

ハセガワが酸素マスクで不安を語る場面 もうネット由来のエンタメに何の魅力も感じられない。

冬の駅で蒸気上げる湯気を見つめる人物 「自分探し」ね。流行らないけど、おすすめだよ。 ジブンガタリが1000まで行ったらジブンサガシにしようと思っている。

酸素マスク装着のハセガワが不安を語る入院場面 「いい子」つまり、親の呪縛。そして親の呪縛から逃れる反抗力さえ育てず、自分自分にこもり続ける人間。いっぱいいるでしょ。救えないぞ永遠に。自覚があるなら今すぐどうにかしようと努力しろ。

ノートとペン、ペットボトルが並ぶ作業環境 制作環境。膝の上の小さいテーブルのわずかなこのスペースだけが僕の救いだった。

酸素マスク装着で切実な心情を語る男性の漫画 スマホゲームや英会話アプリのあまりのくだらなさに今後いくら金になってもこの手の仕事はやらないことにする。こんなんずっとやってたら何も育たん。

酸素マスク装着で苦しむハセガワの横顔 スマホ+メディバンペイントを試すもすごくつまらない。

酸素マスクのハセガワが不安を吐露する場面 12/16:科にもよるが、ゼイゼイ、ヒイヒイする人間の苦しみの声が断続的に聞こえて眠れないのが呼吸科。必ず耳栓は買って、ちゃんとした耳栓の付け方を知った方がいい。大分楽になる。

酸素マスクをつけて汗をかく男性が切実に話す様子 仲間はいらんよ。勝手に出来るものだから。

無表情の男子学生と女子生徒三人が並んでいる様子 「高校は暗黒だった」かっこ悪い。それに大して本気で否定してないだろ。そういう「何もありませんでした」みたいなポーズをとりたいだけで。

酸素マスクで苦しむハセガワの入院記録 本音。誰か反応して同じく手描きのみで交流しようとする人が現れてもいい、とちょっと前から期待していたんだけど、もういいや。そんなの面倒くさいよね。 高校の時、退屈な授業中、小さなメモを書いて回すって習慣があったのよ。僕たちには。

酸素マスクをつけて汗をかくハセガワ 弱い人間はいつの時代だろうと弱い。弱いから助けを求める。僕は応じる。嘘をつかない限り応じる。苦しくて助けて欲しいなら、自ら頭を下げて助けてくれと頼め。 ネットで独り言を書いてちらちらと顔色を伺うな。

酸素マスクを付け苦しむ男性が不安を語る スマホではむりでした。

酸素マスクで苦しむハセガワの入院記録 これは参った。大分老人には慣れたところだったが、残る寿命全部使ってるんじゃないかという声量だったからな。しかもものすごく聞き苦しい罵倒の言葉で、やはり人間とはどこまでが人間なんだろうとは思った。

酸素マスクをつけたハセガワが苦しむ様子 正直なきもち。

メガネ男性が汗をかき苦しむ表情で不安を語る場面 いつかちゃんと描こうとは思いつつ、短期的統合失調の話。思春期にはよくあるしすぐ治るんだけど、どうもカンが強いのか、精神をめぐるトラブルには時々巻き込まれる。

手書きの入院日記が積まれている MDノート+ピコラインというストレスレスな制作環境。1冊目176P終わり。

話すナースと老人と夫の会話が描かれている場面 これはフェイクをほとんど加えてない(名前は当然仮名)。人間は年齢に関係なくある事態、ある側面にて人間を見せつける。

中学時代の思い出を語るメガネの女性と男子 しつこいんですよね、イヤなことされると。10年くらい覚えてるし。

酸素マスク装着し人形を持つ女性の入院記録 これは若干フェイクを加えている。少女ではなく、まあ僕より少し下くらいの、おばさんと言ってもいい年齢には見えた。老けてたのかもしれないが。

ハセガワがナースと会話しながら悩む入院シーン ごめんな。あのボケ老人がいなくなって心から安堵した。 だが次に来た老人も大声で電話するタイプだった。

ハセガワが酸素マスクで苦しみ汗を流す場面 絶対叶わないから安心して一方的に好きでいられる。何かで見たな。千石撫子か。

高度急性期病院で酸素マスク着用のハセガワ これは独り言というより、耳の遠いじいさんに、聞こえぬ前提で話しかけていた感じだった。「他に出来ることないんですもん」と力なく笑っていた。

不安を抱え手紙で伝えたい人の絵 僕にとって最もストレスの少ないコミュニケーション手段は手紙です。

酸素マスクをつけ不安を語るハセガワ まとめ。

酸素マスクの男性が切実に語る病気の苦しみ あーこれテンション変だね。なんかこう、いっぱい文字書いちゃう感じの。

酸素マスクをつけ汗を流す男性の入院記録 急降下も一回来たがそれほどでもない。

ハセガワが酸素マスクを着けて汗を流している 写真の通り。

たばこを咥えた男性と花で顔隠した人 フランシスカスと僕(21)。「俺は本国では子爵なのだ」と言っていた。そういう、色んな事情で母国にいられなくなった外国人がアジアには山ほどいる。僕は彼らが好きだった。「ちゃんとしてない大人」が好きだった。

酸素マスク装着の男性が切実に語る場面 まとめ2。「40代は第二の思春期。」覚えておくといい。

ハセガワが酸素マスクをつけて苦しんでいる場面 気が立ってると同じようなことばかり何回もフラッシュバックする。

酸素マスク着け汗流す男性の切実な様子 退院前日。糞尿の中の食事。すごかった。今まで経験なくって。

涙を流し苦しむハセガワと敬礼するマキタの対比 めまぐるしくベッドの上で気分が変わる。

酸素マスクをつけて苦しむハセガワの入院記録 12/22:一時退院決定。結構どうしていいかわからなかった。というのが本音。

酸素マスク装着の男性が切実に語る入院の様子 一貫だけ寿司を食べて帰る。 この一貫。 こんな美味い寿司は食ったことがない。

酸素マスク装着し切実な言葉を話す男性 最後の朝。病室の窓から見える朝焼け。午前3時から朝まで、暗闇の中じっと考え事をする、という一ヶ月だった。