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1:2020.8.9 (1:45)

「膝枕。」

ヨシダの予言通り、
僕はやがてヨシダに飽き、嫌いになった。

ヨシダは特に泣くこともなく、
ただじっと何の感情もない目で僕をみていた。

17歳の僕は、
いかなる理由があろうと
自分が傷ついてはいけない時があることを
学習した。

3:2020.8.24 (18:16)

「思春期の本気なんて。」

誰だって自分を悪者にしたくはないし、傷つきたくもない。
しかし不穏な空気が流れてくれば、それにたやすく流され、
自分の責任ではないと自分自身に言い聞かせようとし始める。

思春期の正義や優しさなど誰も幸せにしない。
人からレッテルを貼られる前に、
自分から先に不幸を背負って見せることで
傷口を最小限度にとどめようとする、
それが子供の正義であり、優しさである。

わあ、何て最低なやつだ……、って思いました?
君はそう言い切れるほど自分自身を知っていますか。

4:2020.9.1 (6:20)

「さあ正解を考えよう。」

理解してくれ、わかってくれ、と
相手に対して不満に思う時、

僕は絶対に相手のことを考えていないわけで。

高校生のつきあいなんて
恋愛というより気の迷いに近い程度のものだけれど、
自分はなんという都合のいいことばかり考えているのだ、と
反省する時も自分を中心に考えている。

さあ、この後どんな行動をとれば正解だったか。
僕は確実に不正解を選ぶので答えることは出来ない。

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