2024.4.1
トオイヒビ1「海辺、坂道、雲。」
海へと続くまっすぐな坂道。
特に何も話すことのない、黙って歩く坂道。
フォロー0、ツイートは全て手書き、必ず落書きを入れる、という縛りで始めたTwitter-日々ジブンガタリ
もう誰の顔色も伺わない。
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海へと続くまっすぐな坂道。
特に何も話すことのない、黙って歩く坂道。
美術部のスケッチ合宿。夏。
廃屋の影で海を描くセキグチ。
のもたれかかっている廃屋を描く僕。
アトリエの裏、室町今出川にかつてあった、
何の変哲もない、さしたる特徴もない、喫茶店・デューク。
とっくに閉店し、土に還った。
でも僕には忘れがたい。
今までも何度か描いてきたが、
ちゃんと描いておかねばと思ったのだ。
写真など一枚も残っていないから。
僕の記憶から消え失せてしまう前に。
文章や音楽も孤独な作業ではあるのだけれど、
絵を描く作業に必要なストイックさはまたちょっと違う気がして。
どうやったらもっともっとストイックに自分を追い詰めて生きていけるだろう。
修行僧みたいに。