2024.3.16
「杉ちゃん。①」
いっとき、杉ちゃんとは随分仲良くしていた。先輩を好きなもの同士、情報を交換しよう、のような雰囲気になって、二人で色んな先輩の話をした。
フォロー0、ツイートは全て手書き、必ず落書きを入れる、という縛りで始めたTwitter-日々ジブンガタリ
もう誰の顔色も伺わない。
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いっとき、杉ちゃんとは随分仲良くしていた。先輩を好きなもの同士、情報を交換しよう、のような雰囲気になって、二人で色んな先輩の話をした。
とにかくみんなよく泣いた。男同士、女同士だと牽制して上手くいかないことも、女友達だとどこか気を許すことが出来て、よかった。何の期待もない男女関係は僕の当時の理想でもあった。
僕にとって先輩は憧れの対象だったが、杉ちゃんにとってはしっかりと恋愛の対象だったのだろう。よく観察していた。
こうした近くも遠くもないなんとも言えない距離感は、僕にとってはとても心地よかった。