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1:2021.10.5 (18:49)

「セキグチとムロイ。」

えんえんと文句を言いながら手は動かすセキグチ、
必ずその場いる割には何もしないムロイ。

体育祭の前日、
夜中まで校門に立てる看板を描いた。
何故かマキタやオータニもいたな、関係ないのに。

ムロイがこそこそ呼んでくるんだ。
そういう、ただ人を集めるのが好きなやつっていたよな。

3:2021.11.16 (21:46)

「セキグチ。」

身近な人間ほど気を遣わなきゃいけないんだ、と
知ったのも思春期の頃だったかしら。

見ていて気の毒になるほど
人に気を遣う人間というのは
いつになってもいますが、

彼彼女らが気を遣っているのは
自分自身であって
人のことなんて何も考えていない。

僕がそうだったから。

4:2021.11.28 (23:25)

「セキグチの書いた字が見当たらない。」

ねちねちとしつこくいつまでも怒る人間のがずっと多い。
僕もそうだと思う。

僕はなんとなく笑っている人間が一番苦手だったから、
空気が悪くなるとか、そんなことのせいにしないで、
ただ怒りたいだけ怒っているセキグチのことは
苦手ではなかった。

セキグチは保育園の時からずっとそうだった。
きっと今も周りに八つ当たりして生きているだろう。
それでもそれが正直な八つ当たりなら、
受け止めてくれる人は必ずいる。

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