2024.4.1
学生時代262P
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「ふと。」
言葉に詰まったのなら、何も言わなければいいだけなのに。
「夜あるく。」
夜中にスクーターでアトリエに行く。
誰かいる時もあればいない時もある。
誰かいて、話す時も話さない時もある。
でもアトリエは開いていた。
開いている、という事実に
何度僕は危機的な夜を救われただろう。