2024.3.16
「トオイヒビ(18)-幡ヶ谷の六畳間。」
すみっこぐらし・さみだれちゃん。
美術部の後輩「さみだれちゃん」は一言もしゃべらない女の子。
「僕」はそれでもさみだれちゃんと一緒にいる。
→本編
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すみっこぐらし・さみだれちゃん。
2001年くらいの思い出。
さみだれちゃんは一言も話さない。
故に彼女から聞こえる言葉は僕に対する僕自身の言葉である。
医者に【あなたは●●だ】と病名を与えられただけで、心のどこかでほっと安心する程度の人間に、救われない人間の抱える痛みなどわかりはしない。