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1:2020.8.27 (23:56)

「自分のことが一番わからない。」

僕はほとんど人に好かれるということがありませんでした。
というより、好きな人に嫌われるのが怖いので、
最初から「俺のことなんか好きなやつぁいねーよ」
という設定で自分を守っていました。

だから僕はいつも片思いが好きでした。
相手が迷惑な顔をしても平気でした。
迷惑だろうと思っていたからです。

つまり自分のことしか考えていないわけです。
いわゆる「ファン」です。
ファン状態になった人間には、人の気持ちなどわかりません。
ファンはファナティック(狂信者)のファンなのです。
例外はありません。

そんな僕を困惑に追い込んだのは、
僕の「ファン」になってしまったハニワちゃんでした。
ハニワちゃんは僕のことが好きでした。
でもその「僕」は僕自身とはかけはなれた僕でした。

僕はやっと幻想の外側にいる、
人間そのものに目を向け始めました。

2:2023.10.2 (23:21)

「自虐の果てには何もない。」

自虐的になりたい夜はいっぱいある。
好きなだけ一人でめそめそすればいいと思う。
僕もする。

ただその自虐的な自分を「誰かに認めてもらいたい」
という誘惑がその後の自分を分岐させていくだろう。

その誘惑に乗ってしまうと離岸流のようにたちまち沖に流される。

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