2024.4.1
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「どう作ろうか。」
僕の記憶のベースにこんな光景があって、
この頭の中の光景を形にできれば、
なんだか気が楽になるに違いない、
とずっと思っている。
絵で描くことはほんの少し出来るようになった。
なんとか映像にできないかな。
「さみだれサンデー。」
20代後半にさしかかると、
僕の人を好きになる力は急速に衰え、
けばけばしい情緒の上下はなくなってゆきます。
20歳の時には数ヶ月しかもたなかった人間関係が、
自分自身の安定と共に長く続けられるようになり、
「こうすべき」「ああすべき」と思っていたことが
どうでもよくなって、
最初から背伸びをしなくなりました。
そういう時にはそういう人と出会うようになっている。
さみだれちゃんとは大分歳が離れていましたが、
楽でした。
「お互い高めあうような関係」など
僕の歪んだ自尊心が生むただのくだらないこだわりだと、
僕は始終居眠りしながら考えていました。