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1:2020.9.29 (22:02)

「趣味。」

僕はあんまり異世界や神話に憧れたり
アニメやマンガをハマるという時期がなかったので、
もっと恥ずかしいことやっときゃよかったなと
大人になってから後悔しましたが、

よく考えるとこの手の「誰が誰を好き」とか
そういう、むしろ女子が放課後にやりそうなことを
狂ったような情熱と共に綴っており、

やってることは一緒……じゃない、
現実を下敷きにしてる分なおたちが悪い、
と汗顔の至りです。

好きな子のことを知りたかったんですよ。
でも本人には聞けなくてね。

2:2020.9.29 (14:36)

「猫背でいる。」

相手は自分をどう思っているのか、
好きだと言っているが本当なのか、
そんな思春期の不安は、
何度か人とつきあい別れるうちに自然と消えてゆき、

一緒にいたいなら、いたい時、いたいだけいればいい、という
気持ちに変わっていきました。

二人で一人だ、と無意識に縛っていたものが、
一人と一人でいい、と思うようになった。

その辺からだと思います。
人と出会うのも別れるのも、怖くなくなったのは。

3:2020.9.28 (21:11)

「逃亡者。」

こういう、自分では認めたくないこととか、
無意識にやってる逃げグセとか、
学生時代に友人や恋人に指摘されて
初めて気づいて方向修正していくものだろうと
僕は思っているのですが、

例えばツイッターやネットニュースには、
極端な失敗例ばかりがいくらでも流れていて、
それをずっと見ていたら、
何もできなくなるのは当たり前の話だと思う。

そういうネタ群と「上手くつきあっていく」なんて
無理じゃないかなあ。僕はできないな。

だから早く飽きて欲しい。
僕が学生に言うのはそれだけ。
逃げグセって大人になってからは絶対治らないから。

4:2020.9.27 (23:15)

「詩。」

詩の世界は、僕の大学時代の一つの象徴だ。

古今東西の名著と呼ばれる文学…ゲーテやらドストエフスキーやら
あるいは夏目漱石やら太宰やら三島やら、
10代の頃に読みふけったロマンティックな世界にやがて飽き、
ノイエ・ザハリッヒカイト的なものを求めて
哲学や物理学、あるいは宗教学的なものばかり読んでいた。

詩はカビ臭い、自己満足的なもので、
読んで何があるわけでもない、と思っていた。

それを180度ひっくり返したのが、
このマンガのような体験である。

結論を言えば、やっぱり何があったわけでもないとは思う。
ただ、詩の中…とりわけ現代詩の中…には人間がいた。

その一つ一つの言葉の中に、
学問よりもずっと僕の心を穿つ、

人間がいた。

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