2024.4.1
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「16歳たち。」
僕のマンガは17歳が起点になっている。
思春期が始まるのがマキタに出会う17歳だからだ。
きっとそれ以前も揉め事や憂鬱はあったのだと思うけれど、
さして語りたいことや語りたい人間はいない。
この時もクラスは違ったが同じバスにのって
同じ場所を歩いていたはずだ。でもそんな記憶はもちろんない。
出会うというのは何と不思議なことだろう。
「杉ちゃんがこういうこと言う時は必ず笑っている。」
最初は暗い思いつめた顔で描いてたんですが、
よくよく思い出すとそうじゃなかったなって。
ちゃんと暗い顔を出来る人もいれば、
それが出来ない人もいる。