地震速報のアラームが激しく鳴り響き、就寝中だった夫が慌てて飛び起きると、丸まった状態の家内ちゃんが転がってくる。家内ちゃんは着ぐるみから顔を出すと、窓辺にあるキャットタワーへ素早く飛び乗り、外の匂いを嗅ぎ始めた。そのまま窓の外に向かって大きく口を開き、遠くへ届けるように不思議な鳴き声を響かせる。 何をしているのか尋ねた夫を家内ちゃんが静かに制すると、外の遠くから返答のような鳴き声が聞こえてくる。家内ちゃんは、ママの家で戸棚の食器がすべて飛び出して床に散乱しているという被害状況を夫に伝えた。夫はわずか一言ずつの短い鳴き声で、どうやってそこまで膨大な情報量を圧縮してやり取りしたのかと疑問を呈した。


