セリフ
1ページ目
- 元々 家の中のことも ほぼわたくしが やってたので やってることは 変わらないが
- わたくしの 精神は激変した。
- よい方にも わるい方にも。
- 効果音いたいよう いたいよう
2ページ目
- 「アスパラ鶏つくね串が一本いる。」
- 「わかった。」
- 腰痛いのに めんどうだな… と思わなくなり 行動が速くなった。
- 「たべたいものがあるのはいいことだ」
- 夫が心配しないように言ってる…?
- しかし何の前触れもなく 目の前がまっくらになることが増えた。
3ページ目
- わたくしは物心ついた頃から死や病や人間というものをさんざん考えてきたつもりだったが、
- なんの役にも立たなかった。むしろ浮ついた言葉遊びだったと自分に怒りさえ覚えている。
- 初手で抗うつ薬、抗不安薬を心療内科で処方してもらったのは正解だった。
- もし自分自身の倒れた経験がなければ「うるせえ俺は弱い人間ではない」と頑なに行かなかっただろう。
- 効果音ハァッ ハァッ ハァッ
- 「ぐっ」
4ページ目
- 「君が心配だから怒ってんだ!!なんでそんなこともわかんないんだよ!!」
- 「ごめんね、もういらないや。」
- 「じゃあ夫も大好物だから全部食べちゃおっかなー。」
- 「うそつき。夫の好物はレバーである。」
病床で苦しむ家内ちゃんを看病する夫は、精神の激変から突如目の前が暗くなるなどの不調に陥る。かつて自身が倒れた経験から、夫は頑なにならずに心療内科を受診して薬を処方してもらい、自らの心身を保つ。夫は家内ちゃんを心配させまいと、彼女が残したつくね串を「大好物だ」と優しい嘘をついて食べるなど、己の限界と闘いながら献身的に看病を続ける。



