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3:2021.6.14 (2:43)

「5年。」

何の予備知識があるわけでなく、
初めて描いたのが「村木」です。

その直後に描き始めた「さみだれちゃん」と「」は
いずれも描きかけです。

この頃描くのが楽しくて仕方なく、ただでさえ忙しい仕事の中を、
毎日8時間程度自分語りマンガに費やした結果、
翌年に血を吐いて倒れ、いまだに病院生活が続いています。

今なら2時間で1枚描けますから、
あんな一生懸命な絵でなくば描けそうですが、
まあ絵も本当はドクターストップがかかっておりますのでね。

というのも言い訳で、
マンガって大変だな、と思ったのが正直なところです。

4:2021.6.13 (23:46)

「ムロイ。」

人を好きになれない人間の言葉は
常に拒絶と防衛に終始する。

自信なさげな自分を演じてはいるが、
ひどく傲慢で自尊心だけが高い。

それに自分でまだ気づいていない季節なら
そこから別の道を歩むこともできる。

わかっていてそうなら、
多分もうどうにもならない。

5:2021.6.13 (22:07)

「夕暮れの美術室。」

卒業から30年が経った。

思い出の時系列はあいまいとなり、
僕にとって大事な記憶だけが
映画のワンシーンのように鮮烈に残る。

君を描いているのを知られて
嫌われるのが怖かった。

でも心のどこかでは
知って欲しかったんだ。

いつも。

10:2021.6.11 (1:05)

「距離。」

関係ないことに首つっこむな、やめろ、やめろ
と心の中で叫びながら首をつっこんでいく僕は

嫌われたよ。そりゃそうだろう。

義理人情とか面倒見とか
そんな風にいい方へ解釈してくれる人もいたけれど、
違うんだ、
僕はただ、さみしいから首をつっこむんだ。

11:2021.6.10 (22:35)

「『書類落ち』なんてなかった。」

君たちが「自分はだめだ」「自信ない」「つらい」
と言うのをあまりにも目にし過ぎて、
共感も同情も何も感じなくなってしまいました。

これでよかったんでしょうか。

僕にも自信なんてありませんけどね。
自分が何をして、どうなれば楽しいのかはよく知っていましたよ。

14:2021.6.9 (22:29)

「屋上の世界。」

90年代前半に高校生活を過ごした僕にとって、
屋上で誰かと話をすることはファンタジーではなく
ありふれた日常生活だった。

互いが無関心でいられないことも、
ちゃんと怒ったり笑ったり泣いたりすることも、
ごくごくありふれた日常の延長だった。

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