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1:2021.1.4 (23:32)

「島根県と僕。」

「地平線まで伸びる一本道の農道」が
原風景の僕にとって、
山陰地方の森はとても恐ろしく感じた。

僕は地元の人間よりも、
全然接点のない地方の人が好きだ。

つきあうと本当に知らないことばかりで
とても興奮する。

2:2021.1.4 (19:06)

「真冬のアトリエ。」

僕の大学生活を描いたマンガの中で、
大学の校舎や勉強しているところを
一度も描いたことがありません。

ほとんど覚えていないからです。

僕にとって大学は大人にならないための言い訳であり、
人間自身を学ぶだけの場所でした。

3:2021.1.3 (23:36)

「さみだれデイズ。」

僕は死にたくありません。
ですので医者の言うことを聞いて生きています。

でも3年間が過ぎ、寛解の目処も立たず、
医療費は重く重く生活費にのしかかり、

そして僕はよく知っているんだ。
僕が一番困った時にこそ、誰も助けてはくれないことを。

僕のことをわかって欲しい、
と思うことももうありません。
気休めにもならないからです。

でも僕はあの時、さみだれちゃんに何ができたというのだろう。
治らなくていい、そのままでいい、
そう思ったのは本当です。

それでよかったのか、答えが出ることはありません。

4:2021.1.3 (22:29)

「閑話休題。」

中高生に向けて作られているであろう、
異世界にとんでく話とか、戦う話とか、
さすがにそれは僕が見ても面白くもなんともない。

といって深い恋愛ものなんて時代錯誤で
もう作られないだろうし、
残ったのは全部エロだ。

仕方ないのでどんどん時代を遡って、
今自分が生まれた頃のアニメーションを観ている。

もともとのアニメファンというわけではないので、
どれを観てもそれなりに面白いんですが、
やっぱりあれだ、ヒロインがいっぱいいる、
というのが苦手なんだなあきっと。

僕のマンガは女の子ばかり出てきますが、
マキタが好きな時はマキタ、
先輩の時は先輩、と
その他の人間は全て視界の外へ葬るのが
僕の行動パターンだったので。

いやしかし模写は面白いがくたびれる。

5:2021.1.3 (15:54)

「1994年の大学生たち。」

色々深読みできそうな発言を連発し、
我々の中では「99%バカだが1%の哲学者」と認識されていた
枝くん。

在学中に地元の火山が爆発し、
家が消し飛んで聖書売りとなった枝くん。

村木に会わせた唯一の人間である枝くん。

枝くんって人間なんですか、とよく質問が来ますが、
それは枝くんに聞いてください。

6:2021.1.3 (14:33)

「夜に。」

映画やアニメから人生が左右されるような
衝撃を受けるということはありませんでした。

ただでさえ自分の気分が乱高下するので、
現実を受け止めていくだけで精一杯だったのだと思います。

大騒ぎする友人を見ていて、
羨ましかった記憶がある。

ほんとう、退屈な人間です。

7:2021.1.3 (3:44)

「これもまた僕という現象。」

僕もまた、僕の正義にしたがって行動していた時がありました。
正義の人でした。

必ず周囲の人間の理解を得られると信じていました。

気づいたら一人になっていました。

みんな僕をよけて通るようになりました。

それでも僕は僕を正義だと思いました。
みな間違っている、と。

正しいも間違っているもありません。

ただ僕は、冗談が通じない人間だっただけなのでした。

10:2021.1.2 (9:23)

「フルスロットル。」

どちらかと言えば醒めている。
気を抜くと、ここに僕が存在する理由はないなと考えてしまう。

くだらない授業、
憂鬱な雨空、
同級生の退屈すぎる会話、

それらを全て吹き飛ばして
だるい高校生のスイッチをここまで押し下げた、

思春期の恋愛とはなんと愚かで輝かしいことだろう。

12:2021.1.1 (23:10)

「君は何も悪くないのに。」

自分で好きって言ったのに、
大事にするって言ったのに、
ある朝、なんだかちょっとイヤだな、と思って、
それがしみのように広がり続ける。

自分を責める。
罪悪感でいっぱいになる。

誰でも思春期に経験しただろう?

「正義」が好きなやつは
この「自分を信用できなくなる」を
経験してないんじゃないのか。

ごくまれにお知らせを送らせてください。 はい いいえ