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2:2020.12.13 (23:20)

「ほんね。」

一応恋愛とか青春とか、そんなものをテーマにはしていますが、
僕は男であれ女であれ、ただ会いたい人がいつもいたのです。

それが恋愛なのか友情なのか、
その辺を語るのはみな好きですが、
僕にとってはどうでもよいことで。

といえ人類愛とも博愛とも違うこの「会いたい」という感情を、
人は勝手に恋愛もしくは性欲と結びつけ、
なんやかんやと解説したがる。

ただ「会いたい」だけでは
何故誰も納得しようとしないのか。

何がしたいわけでもない。
ただ会いたいだけなのに。

7:2020.12.12 (1:46)

「大学生たち。」

同級生で仲良くなれたのは奥崎だけだ。
大学は違ったが、学力はそう変わらなかったと思う。

初めて同じような程度の頭で、
全部説明しなくても冗談が通じる人間と
仲良くなった。

僕が気が効く人が好きなんだろう。

楽しい時間は短い。
だけど幸福だった。

10:2020.12.11 (1:16)

「僕は忘れない。」

ちゃんと人に迷惑をかけましたか。

そんな自分をちゃんと許しませんでしたか。

最初から自分の心をコントロールできる人間なんかいないよ。

ほんの何ミリかづつ、
僕らはお互いに大人になる。

11:2020.12.10 (20:32)

「大学生たち。」

何の用もないのに、夜中に呼び出せる友達、いますか。
何の用もないのに、夜中に呼び出してくれる友達、いますか。

ゆっくりと、
同じ時間軸にいる。

用なんていらないんです。
用なんてないんです。

大学生活と他の生活の大きな違いは、
この意味のない時間だったと

僕は目を閉じて思い出す。

14:2020.12.9 (11:26)

「二十歳。」

思春期に形成された性格は
その後よほど強いショックを与えない限り、
根本的に変わることはない。

脱皮に失敗して大人になれなかった昆虫は
そのまま死ぬしかない。

人間だけが子供のまま生きていられると言うのも
おかしな話だ。

そうは思いませんか。

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