2024.4.1
2020年3月44P
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「オタクは一人で間に合っている。」
俺はさして趣味の合わない人と喫茶店でうすーい珈琲でうすーいコイバナとかしてる方が好きなのだ。
「笑っちゃいけないんだけどさ。」
【どっかから引っ張ってきて入れ込め】のインパクトがすさまじくて、今度から僕の授業でも採用しようと思った。
どっかってどこだよ。
でも誰も上手に説明できないだろう?
確かに「どっか」なんだよ。ねえ。
「角度。」
萌えはすごく好きだったんですけどねえ。
段々、登場人物全員美少女で、全員同じ顔でこちらに笑いかけてる絵にぞっとするようになっちゃって。
大きな雛飾り(11段とか)が不気味なのと少し似ている。
「通院日誌2020.3.5。」
結局現状維持のためには
・仕事をやめ
・絵をやめ
・酒もタバコもピアノもやめ
・野菜ばかり食べ
・安静に寝てる
しかないんだが、それはもう僕ではないので死んでるのと同じだ。
それでも明るく生きろとお前らは俺を責める。
俺を見て自分が不安になりたくないからだ。
「青春モノクローム。」
何か起きそうなワクワク感なんて感じたことがない。もしそんなキラキラした青春の世界線があったとしても、僕は再び、湿ったマキタのいる湿った学生生活を選ぶだろう。
「20代前半。」
この頃の失敗は、上手く行かない関係を自分の理解力や経験値が不足しているから、と思い込んでしまったことで。
自分を理解してもらう努力も同等に必要だったのだ、と、もう少し後で思い知ることになる。
「授業では言えないから、ジブンガタリ。」
社会情勢に敏感なことも大事ですが、振り回されても一つもいいことはないです。
といって諦めて投げやりに自分を縛るのも退屈だ。
僕たちは率直に、飾らずにジブンの話をしよう。
「他人事の末路。」
「自分と向き合う」とはよく言うが、それは自転車で日本一周したり、禅寺で一人修行したりすることではない。
自分と向き合うには、「自分」を誤魔化さない他人が必要なのだ。
でなければ、僕たちは永久に自分を安い方へ誤魔化し続ける。